まもって守護月天!はいかがでしょうか?

 

f:id:sosiga:20170618181020j:plain

 

私の持っている漫画達を紹介しようという新コーナー。

第1回は桜野みねね先生のまもって守護月天!です。

 

 

一人暮らしの主人公、太助の元に

父親から贈られた支天輪という輪っか。

心の清い者が覗くと天の守りを授かるという支天輪を

何気なしに覗いてみるとなんと中から女の子が!

 

外敵から主人を守る使命を持った月の精霊「守護月天シャオ」。

だが現代には太助の命を狙うような敵もいなく、

太助はシャオに傍に居てもらう必要はないと言うが・・・

 

 

 

といった導入の物語です。

後にシャオ以外の精霊も増えて

ドタバタ劇を繰り返しながら

それぞれの様々な感情が織り交ざり

様々な人間関係が描かれていきます。

 

 

シャオは天然なポケポケ娘でどこか抜けてる所があり

そこもまた可愛く主人公も惹かれていくんですが、

個人的に面白いのが

シャオには恋愛感情という気持ちが存在しない

という点。

この設定は当時面白いなと思い、

そんな彼女に対して太助がどう動くのかと

期待していました。

 

また、太助やシャオだけでなく

サブキャラそれぞれの心情も描かれていて

物語に厚みを与えてくれました。

個人的にキリュウのエピソードは切なかったですね。

 

全体的にそれぞれの気持ちに決着は付かず

「今はこう思う」「こうやっていこう」

といった展開で進むので、もどかしくもありますが

中学生という未来があるキャラクターが中心なので

当時からあまり気にはならなかったです。

悟り過ぎてる中学生ってのも気持ち悪いですからねw

 

 

そんなまもって守護月天なんですが、

ここまで推しててアレなんですけど、

 

f:id:sosiga:20170618170319j:plain

なんと11巻で打ち切り

真相は不明ですが作者が体調を壊してしまったようです。

 

ここからシリーズは一旦休止し、年月を経て

まもって守護月天! 再逢

まもって守護月天! 解封の章

という作品に続いていくんですが、

可愛かった絵柄がかなり変化します。

個人的にはこれらの作風はあまり好きじゃなかった。

これも噂ですけど、アシスタントさんが描くようになったようです。

(※あくまで真相は不明です)

 

キャラクターが無駄に多いという訳でもない割に話が中々進まず、

太助は基本ヘタレでシャオは天然。

徐々に進行の悪さに悶々として気付けば見なくなりました。

 

 

シリーズを中途半端に終わらさずに

最後まで描いてくれる姿勢は素晴らしく

ファンとしても嬉しいんですけど、

今読むと展開としては遅めで

物語が大きく動き出した時に打ち切られたので

一気に熱が冷めた感も否めないです。

 

 

 

・・・段々不平不満の方が多くなってきましたが

じゃあ何故この作品勧めたしってなるんですけど、

何を隠そう、この作品は私を

完璧にこの世界に引きずり込んだ諸悪の根源なのです(爆)

俗に言う

「親方空から女の子が!」

な展開を当時何度夢見た事か・・・(キモイ)

 

 

 

f:id:sosiga:20170618181707j:plain

単行本だけでなく

小説、ファンブック、ポストカード、トレーディングカード等、

収集出来る物は片っ端から集めていきました。

この頃はアニメイトに行くのが楽しみでしょうがなかったですねw

 

同じような事を悶々と悩み続ける今の思考は

この作品によって培ったのカモしれませんw

 

 

この作品、ドラマCDを経て

後にアニメ、OVA化もしました。

OPは非常に有名。

シャオの声が國府田マリ子で凄くはまり役でした。

 

 

 

色々思うところはありますが

個人的には凄く思い入れのある、好きな作品です。

全体的に優しい作風なので休日のお昼時といった

まったりした時間なんかに是非読んでみて下さい。

 

 

個人的に好きな巻は8巻の夏山にて・・・回。

久々に主要キャラだけで話が進んだ回で、

3精霊の今の立ち位置や太助の思い立った勇気等、

皆の気持ちが再確認出来た回でした。