宇宙いこうぜ。
安☆定
全話安定して面白かったです。
ハズレと感じた回が少なく全編通して面白かったです。
また、昭和ライダーを匂わす要素を含みつつ
しっかりと平成2期らしいぶっ飛んだ内容になっているのは
ある意味奇跡のマッチングだったと思います。
最終話の弦太郎のライダーキックコールはちょっと感動しました。
作風の特徴である仮面ライダー部ですが、
個性的なキャラが揃っていて面白かったです。
ただ、各キャラ同士の絡みが薄めだったのと、
後半からは個々の活躍が控えめで
全員が物語に参加している感じがあまりしなかったのが
ちょっと勿体なかったかなという印象です。
原因としては、大文字と美羽の先輩2人が
卒業回以降も普通に出演していた為に後輩連中の新たな個性が死んだ事、
パワーダイザーが最後まで空気だった事や
後半はストーリーが学園外の宇宙が絡んできた為にJKが埋もれ気味になった事、
流星が加入した事で彼の話にシフトしてしまった事等が挙げられると思いました。
賢吾もラストで言ってましたが、各部員同士の絡みがもっと見たかったですね。
個性的なキャラばかりだったので
コズミックステイツへの変身条件要員だけというのは勿体なかったです。
アクションですが、生身含め魅力的なアクションが多かったです。
フォーゼは最初その見た目や弦太郎のキャラから
コミカルな印象がずっとあったんですが、
メテオが参戦してからは全体的に派手なアクションが増えてきて
最後まで楽しく見させてもらいました。
特に立神役の横山さんは流石のアクションでしたね。
スーツアクターの顔出し出演は大歓迎派なので
アクションシーンとの兼ね合いから難しい部分もあるでしょうが、
もっと積極的に運用して欲しいですね。
敵組織であるホロスコープスはデザインもカッコよく能力も多種多様、
誰が幹部の正体なのか等、魅力に溢れた敵キャラ達でした。
ただ、その出番には波があり、
後半からは在庫処分セールばりに出てきては消滅していったので
あまり脅威に感じなかったのは残念でした。
余談ですが、各ゾディアーツのデザインもカッコよかったですね。
気になった点が3つあって、一つが弦太郎の友達発言。
別に友達になる事に関しては全然問題ないんですが、
脚本によっては友達付き合いに波があり
「こいつホントに友達の事わかってんのか?」って思う事もありました。
(マグネットステイツ初登場やジェミニゾディアーツ回等)
2つ目がアストロスイッチなんですが、
最初40個と聞いた時は絶対に捌ききれんやろ・・・と思ってたんですが、
案の定といったところ。
また、コズミックステイツの能力であるスイッチ融合能力なんかも
あまり上手く機能していたようには感じなかったです。
仮面ライダー部と一緒で個性的なスイッチが多かったので勿体なかったですね。
そして3つ目ですが、最終回の尺が足りないように感じました。
我望との和解や流星と立神との決着、
賢吾の生存等もう少し流れを細かく描いて欲しかったですね。
聞くところによるとディレクターズカット版があるらしいんですが、
ディレクターズカットは基本的にお金をかけないと見れないので
ちょっとメンドクサイんですよねw
テレビでまとまった話の締めを見たかったです。
まとめます。
平成2期の中では比較的安定して面白く万人に勧められる作品だと思います。
舞台が高校で活動するのが部活動という事で割と閉鎖的なストーリー展開ですが
それ故の見やすさというのもありましたね。
中には個性的なキャラクター達が肌に合わないという人もいると思いますが、
皆作風にマッチしているので見ているうちに気にならなくなるでしょう。
見た目で判断して敬遠するには勿体ないので
是非機会があれば視聴されてはいかがでしょうか。
個人的オススメ回は最終話。
色々不満はありつつも面白く見させてもらいました。