不死鳥は3世代跨いで蘇る。
フェニックスがDBベイになって帰ってきました。
超絶シリーズから本格的にベイブレードを始めた身としては
フェニックスは印象強いベイなので今回復活してくれて嬉しいですね。
コアはフェニックス。
もはやメタルでも乗っていない限りは
コア部分の性能の変化はあまり無さそうですね。
アーマーは10。
フェニックスは元々リヴァイブフェニックスでのディスクが10だったので
その名残を感じさせる部分ですね。
ブレードはプロミネンス。
今回ウリである部分です。
これまでのアーマーはメタルが乗っていて薄かったんですが、
今回のアーマーはメタルは乗っていないですがその分かなり分厚いです。
アーマーの取り付け位置を変える事でアーマーの外れやすいノーマルモード、
アーマーの外れにくいヘビーモードの切り替えが可能。
モードを選べるだけでもいいんですが、
個人的にはシュート時の回しにくさ、
アーマーの外れにくさが軽減されたのが非常に好印象です。
デッドフェニックスのシュートのし辛さは相当なものだったので・・・
ディスクはテーパード。
バニッシュファブニルの物が再録。
スタミナタイプらしい円形で広く丸いディスクです。
出来ればディフェンスタイプの専用のディスクが欲しかったですが
一概に悪いとも言い切れず（後述）
ドライバーはメタルユニバース。
取り付けにくさに定評のあるユニバースがメタル化して新登場。
ユニバース系のドライバーって地味に入手難易度高い気が。
DBベイおなじみハイとローギミック。
見ての通りアーマーの厚みが半端ない事になっています。
ハイモードはかなり上重心になってしまうんですが、
テーパードディスクのおかげで多少下へ向く力も確保されています。
手持ちの歴代フェニックスと。
フェニックスは超絶以来の登板なので一回り半ほど巨大になっています。
回してみた感想ですが、
メタルユニバースのおかげでディフェンスタイプらしさはそこまで感じないですね。
中央で留まってくれる事もありますが暴れる事も結構あるので
使いこなすにはしっかり練習しないとですね。
ユニバースメタルは手持ちの通常品と比べると回転が若干滑らかになっていました。
ただ、外周のフリーパーツよりもディスクの淵部分の方が
スタジアムに擦りやすいと思いますが
テーパードディスクの形状のおかげで減速を最小限に抑えて
姿勢制御を行っている感じはしますね。
アーマーの攻撃力というか存在感が凄いです。
確かにデッドアーマーよりは軽いんですが、
分厚く大きくなったのでそれがそのまま攻撃力に変換されています。
アニメで見たようなデッドスティンガープレスも結構キマってくれます。
ただし、アーマーが軽くなった分パージした際に吹っ飛びやすくはなりました。
僕はスタンダードベイスタジアムで回してるんですが、
スタジアムの天井部分から外に飛んで行ったり
オーバーポケットにそのまま入ってしまったりと、
外れた初動の動きに左右される事が以前よりも増えました。
ここで注目したいのが、外れた時の外からの力の入る方向です。
今回のアーマーは重さが無い為に外からの力にあまり耐えられません。
最初にスタジアムのどこかに引っかかれば
大きさも相まってスタジアムの中に留まってくれるんですけど、
昨今のベイブレードの攻撃力は桁外れでラバー部分で押し付けてくる力も強く、
ベイ自身の重さもえげつない為に当たった時の力のぶつかり具合も凄まじいので
エネルギーのぶつかり合いが生じた際にはどうしても軽さが負けてしまい
吹っ飛ばされやすくなっていると感じました。
メタル無しというのは現時点のインフレに合わせた仕様なんでしょうが
気持ち程度は要素として欲しかったとも思いましたね。
またアーマーが外れた後のブレードの形状も
今回は引っかかりやすい形状になっているので
以前よりバーストしやすくなっています。
メタルユニバースのロックの固さはあまり硬いと感じなかったので
メタルだから大丈夫とは思わない方がいいカモ。
そもそもメタルドライバーなので
あまりダメージを受けてその度ロックを動かしたくないので
場合によってはドライバーだけでも変えた方がいいと思います。
そんな感じでプロミネンスフェニックス.Tp.MUn-10でした。
フェニックスのギミックそのままに現行シリーズに生まれ変わった訳ですが、
しっかりフェニックスらしさを感じるデザインとギミックを兼ね揃えています。
ただ、運用としてはこれまでのフェニックスのようでそうではないので
こいつに合わせた独自の使い方が必要になると感じました。
メタルユニバースは良くも悪くもバリエーションのある動きが出来るので
モードチェンジと併せて相手と状況に合わせて
運用方法を見出していきたいベイだと思います。
今回のセットの中では単純に見えて一番繊細なベイカモしれないですね。
