タイトル長すぎぃ!
コラボ映画としては中々良作。
ゴーストとエグゼイドをメインに計5人(+5人)の仮面ライダーが集結する本作。
鎧武以外は変身前の役者も出てきてくれて画面を彩ってくれました。
ゴーストは本編後という事で何もかも熟成されているので
キャラクターの言葉や行動に説得力がありました。
かたやエグゼイドは永夢が研修医という点が目立ち
未熟かつ頼りなさげな描写が強調されていました。
ストーリー運びの流れ的には気にならなかったですが、
エグゼイド自身の強さや魅力があまり見えてこなかったのは気になりました。
画面のお互いの力を使ってのフォームチェンジは
見た目と中身が違って見えて視覚的変化があったのは面白かったですね。
カッコいいかは置いといて()
見るまではタイトルになっている5人ライダーがメインと思っていたので
ゴーストとエグゼイドのサブライダーまで出てきたのは良い意味で予想外でした。
使い方は少々強引な点も目立ちましたが、
尺や画面映えを考えるとそこを求めるのは少々酷かと思います。
ただ、エグゼイド側のライダー達は医者という立ち位置なので
もう少し物語に絡んできても良かったように思います。
特に永夢がポッピーを除くと完全に孤立しているように見えたのが気になりました。
僕はエグゼイドは本編未視聴なんですが、今作を見ただけでは
永夢以外のライダー達はスカした性格に見えて協調性の欠片もないので
本作を見た後エグゼイドを見るのが少々不安です()
本作の敵ですが、最初パックマンのシュールさに少々戸惑いましたが、
演者がアクションが出来てわかりやすく強いのと
パックマンの中の人の演技のおかげで
途中から中々驚異的に見えたのは良かったです。
敵の規模に反して味方側の対処が貧弱過ぎるような気もしますが・・・
また、敵味方に関わらず役者の生身アクションが非常に多かったですね。
アクションの多さや山本千尋氏のアングルから坂本監督かな?と思ったら
案の定坂本監督だったw
ライダーのフォームチェンジ無双も可能な限り見せてくれて
アクション部分は満足です。
総じて高印象なんですが、
歴代ライダー達がゴリゴリ活躍していく中
ゴーストとエグゼイドだけは各々の敵にボコボコになるのは気になりました。
特にゴーストは新フォームを出す為とはいえ
グレイトフルやムゲンまでカマセになっていたのはいただけないです。
エグゼイドも変身前の永夢の豆腐メンタルも相まって強さを感じませんでした。
本編が始まったばかりというのもあるのでしょうが、
当時の現行ライダーなのでもう少しカッコよく見せて欲しかったですね。
特にエグゼイドは見た目がかなり奇抜なので
アクションなりベルトやアイテムのギミックなりでカッコよく見せてくれないと
見るのがしんどく感じてしまうので・・・
今後本編見る予定ですが
少なくとも今は「大丈夫かなぁ・・・」という不安に駆られています。
あと、キーキャラとなる東吾のキャラはもう少し何とかならんかったんか・・・
永夢達の気持ちに反して早よどうにでもなっとれと思ってしまった()
まとめます。
客演時とリンクしている点や本編との繋がり等
これまでの作品を見ている人にとってはニヤリとする描写も多く、
平成ライダー歴が長い人ほど楽しめる作品となっています。
また、永夢の挫折部分は多いですがそこから這いあがる主人公ムーブや
タケルやレジェンドライダー達の重みのある言葉等、
各キャラがしっかりヒーローしているので楽しめました。
ライダーのコラボ映画の中では中々オススメです。
個人的オススメシーンは平成5人ライダー集結&終盤のシーンでしょうか。
昭和ライダーのゲスト回を彷彿とさせるいい魅せ方と思います。