京都行きたくなりますねぇ。
地味。
映画というスケールを考えると少々イマイチだったかなという印象。
京都という華になる要素がなければ事件の内容がしょぼかったです。
例えば、本作の舞台が京都じゃなくいつもの米花町とかだと
もっと面白くなく感じたと思います。
本作の容疑者はあからさまなミスリード要素が多くて
人によっては推理するうえで楽しみが増すかなと思います。
ただ、本作(というか、推理モノによくあるものですが)は
後から出てくる情報が多過ぎて
推理していって少しずつ謎が判明していく感じはあまりしなかったです。
暗号を主軸としているのは推理モノのお約束とはいえ面白かったですがね。
また、各所でネタにされていますが、
本作の犯人の動機も少々わかりにくい挙句台詞がアレなので
小物臭が凄まじかったです。
そして、犯人がアレなのに部下達も非常にしょぼい。
平次の「どけぇぇ!」の一言で素直に道を譲るあたり
ラストの盛り上がらなさがわかるかなと思います(爆)
このラストシーンもそうなんですが、
バイクシーンや中盤の平次が犯人と対峙するシーン等、
本作のアクションシーンは全体的に間延びしてる印象です。
長々と同じ展開が続くので、
もう少し魅せ方あったんじゃないかなーという感じでした。
あと、小五郎のおっちゃんは映画だとさすがに無能過ぎませんかね。
推理が間違ってるのはいつもの事ですけど、
公衆の前で関係ない人を指差して「あなたが犯人です」というのは
映画ではお約束とはいえいい加減訴えられそうw
まとめます。
カップリング好きと京都好きな人向け。
カプ厨と書くと語弊がありそうですけど、
どちらかと言えばキャラ推しの人向けの作品だなと思いました。
特に本作は平次と和葉がメインになっているので、
彼らといつものメインキャラとの組み合わせが見ていて楽しかったです。
コナン×平次もですけど、蘭、園子、和葉の女子高生組がなんか好きでした。
一応本作はバイクアクションもあって
推理一辺倒にならないようにはなっていますが、
爆破といった大きな出来事もなく至って普通に推理するだけなので
人によっては少々イマイチに感じるカモしれません。
現に僕は初見時寝落ちしてました(爆)
とはいえ堅実な出来にはなっているので未見の方はオススメです。
個人的オススメシーンはラストの犯人との対峙シーンの始めでしょうか。
堀川りょう氏の演技が、イントネーションとか細かいところまで絶妙でした。