母は強し。
予想よりもおもろかった。
劇場版らしく見やすくも派手な構成で
テレビ本編から派生したストーリーで
見応えがありました。
一応前日騨があってそちらを見た方が
感情移入はしやすいと思いますが、
メインキャラであっただろうキャラが
本作では大した扱いじゃなかったんで
見なくても良かったように思います()*1
本作は坂本監督作品らしく
アクションシーンが非常に豊富で、
要所要所で派手なアクションが見られます。
特にケイン・コスギ氏による
生身での迫力あるアクションのおかげで
敵キャラのダイモンが
非常にカッコ良くかつ、強く見えました。
アクターの方の力強い演技と強キャラ感が
スーツごしにも伝わってきて良かったです。
ただ、大二とさくらに関しては本編と同じく
ほぼ見せ場なく終えてしまったのは残念。
この2人に関しては最終フォームになる事なく
やってた事が雑魚掃除か
ダイモンにボコられるかのどっちかだったんで
もうちょい単体での見せ場が欲しかったかな。
終盤デストリームと3人でシックと戦うのは
盛り上がりという点では良いにしても、
戦力的にどうかと思わなくもなかったかな。
というか、デストリーム出し惜しみし過ぎやろ。
早よ変身しろ()
他にも気になる点はそこそこあって、
母の悪魔召喚シーンはビジュアルもあって
最初訳わからんかったです(爆)
リバイス作品の他の悪魔達が
直接的な表現の奴ばかりだったんで、
今回は逆にちょっと抽象的過ぎたかな。
あと、その恩恵を受けて
仮面ライダー五十嵐になりますけど、
やった事が雑魚掃除だけで
終盤全く登場せずというのは
少々パンチが弱かったかな。
家族の絆で生まれたフォームなんで、
折角なら終盤にもう一度出てきて
シックやらアヅマ相手に
その存在と説得力を魅せて欲しかったかな。
前述したように次男と長女が
ひたすらシックにボコられるだけよりも
その方が物語的にも説得力ありますし。
そして、妊婦の存在は
正直いらなかった気が・・・
家族がテーマの作品で
本作は特に母の愛なんかを前面に出してるんで
狙いなんかもわかるんですけど、
切羽詰まった状況の割に対して緊迫感もなければ
終盤あっさり何事もなく出産するんで、
出産の重みやら母の愛やらの折角の要素が
全て軽く見えてしまいました。
尺の都合とも見えるんですけど、
この要素さえなければ
他にもうちょい尺割けたと思うと
じゃあいらなくね?と思っちゃいましたね。
あとはCGがやけにチャチかったり
相変わらずヒロミさんだけ
モンハン武装なのは気になりましたが、
まぁ可能な限りサブキャラも登場させてたんで
この辺りは及第点でしょうか。
全てが登場した訳でもないんで、
やっぱり仮面ライダーが多いってのも
ある意味問題だとは思いましたけどね。
まとめます。
本編に比べれば全然マシ。
なんか、本作の感想で言うのもアレやけど、
本作を見てて真っ先に思ったんが、
本編の調理方法って
本間にアカンかったんやなって・・・orz
本編とガッツリ繋がってる話やと思えば
大分巻き返してる内容ではあるんですけど、
本編ありきの作品とも言えるんで
本編の評価が低いと
どうしてもハードルを低くして見てしまうんで
面白かったと思った割にはイマイチ没入出来ず
集中力が途切れがちでした。
各悪魔=パートナーが敵になるシーンも
本編の積み重ねを考えれば
それぞれの主張が欲しかったんですけど、
実際は母親パワーでゴリ押しだったりと
本作だけ見ても気になる点は結構あります。
それでも本編に比べれば
全然楽しんで見れました。
狩埼とオルテカの交渉シーンとか
普通に面白かったし、
玉木が戦うシーンとか結構感動したし。
そういう意味ではリバイスという作品は
要素自体は普通に面白かったんやなと
あらためて思えた作品でした。
今更何言っても手遅れやけど勿体なかったねぇ。
※本編の感想↓
放送当時はケイン・コスギ氏目当てで
観に行こうと思っていたんですが、
本編の出来に気持ちが折れてしまい
今になっての視聴になりましたが、
それでも見た後は
普通に面白かったと思えた作品でした。
リバイス視聴済で本作未視聴の方はお勧めです。
個人的オススメシーンは
一輝とアヅマの最終戦闘シーン。
ケイン氏カッコ良すぎて濡れました。
僕は子供時代ケイン・コスギ氏で育った身なので
今でもあれだけバリバリに動くケイン氏を見れて
嬉しかったです。
*1:ちな、僕は未視聴です。