
僕は原作未視聴です。

王道OF王道。
ドリムノートという、
書いた事が本当になるノートを
特撮オタクが拾うというのが
まずもう妄想を掻き立てられますね。
ただのヒーローオタクだった少年が
徐々に本当のヒーローになっていくのは
男の子なら見ていてやはり憧れる要素です。

ダブルヒロイン要素も
ラブコメ展開を期待させてくれて
視聴者の夢を膨らませてくれています。
少々キャラが古く感じる部分はありますが、
作られた時代を考えると
忠実に再現してくれたように見えました。

主人公を藤岡弘、氏の息子が演じたのが
話題になりましたが、
他にも特撮番組で育った視聴者なら
知った顔や聞いた声がチラホラしていて、
演技に関しても皆安定しているのもあって
違和感は特にありませんでした。
昔の雰囲気溢れるドラマですが、
原作の時代を考えれば仕方ないですし、
令和の今にこのようなドラマが見れて
懐かしい気分になりましたね。
また、主人公健太の特撮オタク固有の性格は
見てるこちらの共感性羞恥を
バリバリに刺激してくれて、
最初は色んな意味で見てられなかったですw
あそこまで特撮オタクの痛いところを
全開に出されると、
見てるこっちが辛くなってくるw
実際はあんなに多くの理解者
得られんからな!( ゚Д゚)

アクションは坂本監督らしく
派手な動きが多かったですが、
徐々にその成りは薄くなっていった感があって、
印象に残ったシーンはあまりありませんでした。
フォームチェンジしたり
様々な必殺技を出したりと
ヒーローらしい要素自体はあったので
尺を考えればまぁ許容範囲ではありますが。
ただ、アオイが戦うシーンの大半が
吹き替えだった為、
ずっっっっっと後ろ姿で戦ってたのが
悪い意味で印象に残ってしまいましたね。

気になった点は、ズバリ後半の尺不足。
たった10話の中で
あれだけの要素を描き切ったのは
ある意味凄いんですけど、
どれも描き切ったせいで
全体的に安っぽい展開に感じたのも否めず。
特に恋愛関連は顕著で、
美紅と両想いになったのに
終盤でアオイとキス未遂した辺りは
マヂでポカーンでした(゚Д゚)
途中までは美紅と両想いになる事を
メインに描いていたのに、最終的には
アオイとの関係性にシフトしてしまうので、
この辺りはもうちょいアオイとの接点というか
突っ込んだ仲になる話が欲しかったかな。
折角一緒に住んでるんですから
もうちょい親密になるイベント回みたいのが
あると良かったカモ。
ナアスの回だけでは説得力不足でした。

また、終盤健太を応援する流れもかなり急で、
アクションヒーロー部の面々以外が
急に応援し出した流れは
完全に置いてけぼりを喰らってました。
王道展開って積み重ねが無いと
一気に安っぽく見えてしまうので
この辺りは本当にしんどかったですね・・・
原作通りか知りませんが、
マスコミや政府絡みになった途端
これまでに比べて規模がデカくなり過ぎて、
物語の設定とかが気になって仕方なかったです。

まとめます。
特撮好きと原作好きならまぁ。
安定して面白くはあったんですが、
少々尻すぼみというか
展開の熱量に対して徐々に突っ込み所が出てきて
物語が進むにつれて
没入感が薄れてしまった感じでした。
逆に考えれば短い尺の中で
可能な限り描いてくれているので
終始安定はしていますし、
リアルの特撮作品の小ネタを挟んでいるので
ニヤっとするシーンも多いんですが、
わざわざ他を蹴ってこれを見るかと聞かれると
素直に首を縦に振り辛い点もあるかなぁ。
今となっては何処かで見た展開になるので
そういう意味では良くも悪くも王道。
それ以上でもそれ以下でもないといった感じ。

繰り返しになるけど、連載時期を考えれば
こちらが元になった部分もあるでしょうけどね。
どちらかというと、
令和のこの時代に最新のクオリティ―で
ウイングマンが見れるというのが
一番価値ある事のように思います。
そういう意味で、作品自体が好きな方や
特撮オタ向けであると思います。
実際僕は原作未読ですが、
最初は随所に散りばめられた特撮ネタだけで
かなり面白く見させてもらいました。

原作を知らない僕からすると
ラストはあまりにビターエンドだったので、
折角ですから2期作って欲しいですね。
興味が出た人はお勧めです。

個人的オススメシーンは特になし。
ただ、特撮オタクの後輩ちゃんが
一番印象に残りました。
言う事がいちいち
特撮オタクの心を付いてくるんだもんw