ザ・バイクライダーズ 見ました。

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はみ出し者の生き様。

 

 

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雰囲気は良かったけど・・・

 

 

60年代に実在したバイク集団から

着想を得た作品のようで、

当時の空気感なんかは

結構リアルに感じましたが、

全体的に間延び気味で

少々飽きが来やすい構成でした。

 

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とにかく主人公であるベニーが

無口&主張が無さ過ぎて

全然魅力的に見えてこず。

そもそも今作はバイク集団の話がメインなのに

主人公は群れるのが嫌いで

個人で動く事が大半な為に

そもそも画面に出てくる事自体少ないので、

彼が何を考えているのかがサッパリわからない。

挙句そんな彼と結婚した

真面目な人生を送ってきたヒロインの気持ちも

よくわからず。

終盤に向かうにつれて

彼女の主張が強くなるんですが、

そんな彼女の不満も

彼を見てれば最初からわかってた事なんで

何を今更ブーブー言うてんねんて感じです(酷)

しかもこの作品、

彼女へのインタビュー形式で物語が進むんで

彼女を魅力的に感じなかった僕にとっては

苦痛な時間が結構長かったです。

 

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どちらかというとベニーやヒロインより

リーダーであるジョニーを軸に

物話が進んでいくので、一貫して彼の方が

感情移入しやすかったです。

とはいえ彼もあっさり〇され、

そこに余韻を感じる事もなく

淡々と流れていくので、

現実的に見るとリアリティはありましたが、

作品として見ると少々物足りなかったです。

しかもグループとしての統率が

取れなくなったのに

彼が奔走してる感もあまり見えてこず、

そんな中ベニーにリーダーを譲るというのも

結構いい加減だなという感想しか

湧いてこなかったです。

 


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バイクを題材にしてるので、

アメリカンバイクが沢山出てきて

そういう意味では興味は湧きました。

革ジャンにアメリカンはやっぱりカッコいい。

ただ、バイクを通してやってる事が

どこかに集まって駄弁るというのが大半で、

バイクに乗って〇〇というのはほぼないので

それ目的で見ると結構肩透かしを喰らいます。

実際僕がそうでした(汗)

この辺りは、バイクを通して感じる部分が

時代によって違うんだなとは思います。

 

僕はこの時代のライダーは、

バイクを通して自分や現実から目を逸らす為に

走る人が多かったのかなと捉えました。

今でもそういった逃避手段として

バイクに乗る人はいるでしょうし

僕もたまにそういう理由で

バイクに乗りますけど、

この時代はどうしようもないやるせなさや

もどかしさを抱いている若者が

バイクに触れる機会が今よりも多く、

それらを緩和、或いは逃避する為の手段として

バイクに乗るんだなと感じました。

そういう意味では今の若者の感性が

どういう風にこの作品を評するのかは

気になりますね。

僕はどちらかというとはみ出していない

何の変哲も面白味もない人間なので

今回の評価になりましたが、

この作品に共感出来るのはどういう感性なのか、

どういう人生観を持っているのかは

大いに気になるところです。*1

 


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まとめます。

 

リアリティはあったが・・・

 

 

個人的にはエンタメ作品として見ない方が

楽しめるかなという印象で、

キャラや物語に没入出来ないと

大分退屈な作品になると思います。

他に本作の感想を述べてる人を見てると

結構評価が高いんですが、

僕はそこまで面白くは感じませんでした。

 

 

とはいえバイクに跨って

何かを求めながら生きる若者達の姿は

心に訴えかけるモノがありました。

実際自分の好きなモノを

他人から強制的に奪われそうになっても、

あの年頃の登場人物達にとっては

どうしようもないんだなとは思います。

時代というのもあるんでしょうけど、

そういう意味では

辛い時代を生きてきたんだなとは感じました。

 

 

登場人物に感情移入出来るか否か、

物語に没入出来るか否か、

自身の感性を試しに

ご覧になってはいかがでしょうか。

 


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個人的オススメシーンは、

ラストでジョニーが

ヒロインの元へ帰ってくるシーン。

最後の最後で彼の心情が垣間見えたのは

良かったですね。

*1:僕がこの作品に全く共感出来ていないという訳ではありません