映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ! 見て来ました。



久々に唱えてきましたw

 

 

 

手堅い出来。

 

 

デパプリらしく食べる事をテーマにしつつ

映画ならではのさらに突っ込んだ内容にしていて

大人の僕でも中々楽しめました。

特にお子さまランチをテーマに

あそこまで話を広げていくのは中々に見事だと思います。

 

 

 

今回コメコメがメインを張ると思っていたんですが、

思った以上にゆい主体で物語が動いていたのは良かったですね。

ゆいは本編でも然程大きく取り上げられておらず

主人公感をあまり感じないキャラに感じていたので

今回で彼女の魅力がたくさん描かれていたのは非常に良かったです。

冒頭の寝起きシーンやラストの涙シーンなんかは特に印象的でした。

寝起きの髪を下しているシーンはめっちゃ可愛いです(^q^)

 

 

ただ、物語の引っ張り具合はコメコメが担当していて、

お子さまランチを食さない事への背伸びや

ケットシ―との交流なんかはうまく機能していましたが、

途中ゆいとコメコメが離れ離れで物語が進むので

この辺りのそれぞれの気持ちの説得力は分散してしまったかなと思います。

 

 

CMで散々興味を惹かれたパムパムとメンメンの人間化ですが、

実際ハチャメチャに可愛かったんですが

正直思ったよりは目立ってなかったですね。

せめてお子さまランチ食べるシーンは人間の姿でいて欲しかったです。

 

 

 

ドリーミアはかーなーりゴリ押し設定でした。

というより、おいしーなタウンのあるデパプリの世界観に合っていなかったです。

普通に別世界というか異世界的な感じで良かったと思います。

 

そもそも今回の設定的に気になる点を

全てデリシャストーンの力で解決していたのは

潔いというかゴリ押し過ぎるというか(汗)

ケットシ―の頭脳で解析していたとしても

デリシャストーンが凄いのかケットシ―がバケモン頭脳なのか・・・

 

 

 

 

そのケットシ―ですが、彼の立ち位置はかなり面白く

心に秘めているモノもテーマとして良かったです。

というより、彼が秘めているモノはどちらかというと大人寄りのテーマなので

子供達にコレを提示するのかと少々面喰いました。*1

 

ただ、それだけに余計にもう少し彼に対する回答というか

ゆい達からの距離の詰め方を丁寧に描いて欲しかったですね。

尺の都合なのか、あの結末に至るには少々早く感じました。

演出や演技効果で充分心にクるものもありましたが、

前述の通り中盤からの積み重ねが少々弱かったかな。

 

 

 

戦闘シーンですが、

本編よりはかなり動いていましたが

それでも全体的に少々もっさり感は感じました。*2

デパプリは装飾と言うか色合いが多い衣装なので

動かすには難しいのカモしれませんが、

個人的にはもう少し激しいのを見たかったかな。

 

 

そもそも今回の敵キャラはロボットが大半で敵の数も多いので

プリキュア達が無双するシーンなんかを描けた筈なのに

ロボット相手にはプリキュア達の強さがあまり見えてこなかった。

それなのにラストのVSドリーミア戦ではプリキュア達が圧倒していたので

全体的に強さのパワーバランスがよくわからなかったです。

ヤムヤムやスパイシーは出番は少なめですが

カッコ良く描かれていてそこは印象的でしたが。

 

 

 

○わたしだけのお子さまランチ

 

 

完全に不意を突かれた。

 

 

今回ネタバレを恐れてそこまで情報を追っていなかったので

鑑賞中にプレシャスの説明で気付いたんですが、

まさかの3Dモデリングでコラボ短編があるとは思っていなかったです。

内容も同人的なノリで大人が見ても面白かった。

オマケ的な内容ですが、本編後にコレだったので

色んな意味で持っていかれましたw

3Dモデルのスパイシー、めっちゃ美人でした(*´ω`*)

 

 

まとめます。

 

 

良かったけど中々。

 

 

デパプリ本編に足りない部分が本作では結構補われていて

映画ならではの特別感を感じ取れて面白かったです。

 

個人的にデパプリはキャラクターの可愛さが一番と思っているんですが、

キャラクター達がドリーミアで活き活きと遊ぶシーンなんかは

ニマニマしながら見ていました。

 

 

ただ、デパプリで個人的に気になる点はそのままで

もっと昇華して欲しかった点もあります。

たとえば、今回エナジー妖精とペアで描かれているのに

フィナーレだけ単独で写っていて浮いていたり、*3

戦闘シーンがもっさりだったりと、

この辺りはもう少し仕上げて欲しかったですね。

 

 

明るい作風に反して

大人になるにつれて段々と辛い事ばかりが増えていく、

大人が子供の自由を奪っている等、テーマは中々重かったです。

しかし、それに対するゆい達の回答、ケットシ―が辿り着く答え、

本編後の楽しいコラボ短編と、内容だけでなく

映画としての組み立て方もしっかりしていて面白かったです。

子供や大人という垣根を超えたテーマになっているので

興味のある方は周りの目を恐れず視聴して見てはいかがでしょうか。

 

 

 

個人的オススメシーンはゆいとコメコメとケットシ―のラストシーンや

わたしだけのお子さまランチ等色々あるんですが、

やはり人間パムパムの可愛さが一番かなw

 

 

*1:勿論子供に対してのテーマでもあるんですが、これをプリキュアを見る幼児達が理解出来るのかは個人的には少々疑問です。

*2:例えばフィナーレが足払いで敵を蹴散らすシーン等はテンポも悪く彼女のカッコ良さが全然伝わってこなかった。

*3:パフェのレシピッピすら出てこなかった。