プリキュアオールスターズ F 観て来ました。

 

20周年おめでとう。

 

 

面白かった(直球)

 

 

計78人という膨大な人数になってしまった

プリキュアシリーズですが、

オールスターズ物としては結構まとまりがあって

全体的に見やすくなっていました。

 

 

メインメンバーは直近作品から選抜、

シャッフルされた計4チームが主軸となっています。

それぞれの特色があって

見ていて面白かったですね。

特にソラとましろの組は

皆個性が出ていて印象的でした。

ローラが中々良いキャラしてましたね。

 

 

このシャッフル制度ですが、

本編で物足りなく感じていたキャラクターの部分が

作品シャッフルしていた事で解消されていました。

見えていなかった点が見えるだけでなく

個性がより際立って見えたのが好印象でしたね。

まぁ逆に何故本編で

これが出来なかったんだとも思いましたが・・・

 

 

他2チームは、

メンバーは面白かったんですが内容的にはそれなり。

ララとゆかりの関係性とか

もっとうまく昇華出来た気がします。

というよりあの内容だと

ゆかりを知らない人には

彼女がただの嫌な奴に見えてしまいます。

 

そしてツバサ組は逆に皆性格が聖人過ぎたのと

ことはの魔法がチート過ぎて

逆に何も起こらんかったw

 

 

とはいえ、久々に見たキャラの魅力にも

改めて気付く事が出来ましたね。

ララ可愛すぎへんか・・・?

 

 

 

映画オリジナルキャラの2人ですが、

それぞれの謎が物語の主軸になっていて

しっかりストーリーで魅せる事が出来ています。

プリムはCMで一人称僕だったので

性別が気になっていましたが、

実際に見ると「あぁなるほど」と納得しました。

妖精のプーカの存在と能力も

わかりやすくて良かったです。

大人やオタクが見ても

納得出来る存在と展開でしたね。

 

 

 

そして本作の敵と謎ですが、

流石にインフレ感が否めないですが

これまでの敵キャラの能力や強さ、

プリキュアシリーズが積み重ねてきたモノを考えると

今回くらい何でもアリの敵で良かったなと思います。

 

 

ただ、最後の締めをするには

少々尺不足を感じました。

最近のプリキュアシリーズは

敵と和解するパターンが多いですが、

何でもかんでもそうする必要ってないなと

本作を見て思いましたね。

 

 

 

戦闘シーンは思ったよりは少なかったですが、

終始迫力はありました。

最近のプリキュアにはあまり見られない

スピード感がしっかり出ていましたね。

今回は敵の数<プリキュアなので

次々に各プリキュアのラッシュが続くのが

見ていて飽きがこなくて良かったです。

 

 

また、クライマックスは

お決まりのオールスター攻撃がありますが、

今回はシャッフル攻撃やスピード感、

チーム攻撃等怒涛のラッシュが続くので

1回の視聴で全部追うのは無理でしょう。

ただ、キュアハートが

「キュンっキュンだね☆」と言って敵をボコり倒す

のは面白すぎましたw

 

 

 

気になった点は

前述の敵とのラストシーンの他、

声付きキャラが32名しかいなかった点。

20周年記念作品といえども

全員が喋れないというのはわかるんですが、

それにしては想像以上に少なかったですね。

特にシャッフル組は前半から

コンスタントに出番があるのに対して、

他の面子はクライマックスで

本当に一言程度喋るだけなのが

少々拍子抜けでした。

 

ていうか、僕の推しのプリキュア達は

誰一人台詞が無かった・・・orz

 

 

また、序盤のシャッフル組はお互いの友人、

パートナーと再会する事を目的にしていますが、

声付きキャラとの話ばかりフォーカスされているので

他のキャラの扱いが少々軽く見えてしまいました。

この辺りはプリキュアの数が

増え過ぎてしまった故の不満点なので

仕方ない事とも思えますが、

やはり20周年記念作品と謳い

過去の物語をあそこまで踏襲した内容なら

もう少し〇〇して欲しかった、

〇〇が見たかったという欲は

どうしても出てきてしまいますね。

特に今作は敵があのような存在なので

それぞれのプリキュア達が対面した時の台詞が

もっと欲しかったように感じます。

 

 

 

まとめます。

 

 

 

シリーズを追ってきた人は

絶っっ対見るべき。

 

 

 

20年という重みが作品から伝わってくる

非常にパワーのある作品となっています。

 

それぞれの作品内の台詞やシーンが

上手く使われていて

過去作を見ていた人ほど刺さる、

説得力の強い内容になっています。

 

 

また、クロスオーバー作品としても見応えがあり

これまで2次創作でしか見られなかったような

作品の垣根を超えた絡みが見れて楽しかったですね。

 

 

戦闘も昨今のプリキュアには見られない

スピーディーで派手な演出が多いので

その点でも満足感が強いです。

むしろ最近の本編は動かなすぎ・・・

映画とテレビじゃ違うのはわかるけど

明らかに過去作の方が動きがあるので

もうちょっと頑張って欲しい。

 

 

 

不満点も多少はあれども

20年という歴史の重みから生じる

台詞の説得力の強さ、

シリーズを追ってきた人には

満足度の高い内容になっているので

是非大きいスクリーンで

彼女達の活躍を目に焼き付けて下さい。

 

 

 

個人的オススメシーンは

クライマックスの戦闘シーン。

ソラの啖呵を切る所から熱さマシマシでした。