手裏剣戦隊ニンニンジャー 見ました。

 

 

「忍ぶどころか暴れるぜ!」ってキメ台詞、めっちゃ好きw

 

 

本作はメインキャラ全員個性的で話もアホっぽい展開が多いですが、

皆最初からそこそこスペックが高く

身内で仲間ながらラストニンジャレースを競うライバルという立ち位置は

関係性や物語が緩くならなくて良かったですね。

 

最初追加戦士のキンジのキャラが一人だけ世界観違っていて慣れなかったんですが、

弟子になってからは良いスパイスになっていて

特に中盤の妖怪化辺りは久右衛門との関係などもあって

物語を引き締めてくれました。

 

 

ちなみに6人全員個性的で魅力的ですが、

僕は本編を見る数年前から

OPで後ろ髪をかき上げる霞姉がめっちゃ好きでした(*´ω`*)

 

 

 

本作はアクションシーンが非常に良かったです。

シュリケンと忍者一番刀のシンプルなギミックが

アクションを邪魔していなかったのも好印象。

個人的にカラクリヘンゲンのギミックがシンプルながらカッコよかったですね。

コアな所で見ると

シロニンジャーのアクターである五味涼子氏の末っ子演技が良かったです。

 

 

また、音楽も和を感じさせるロックな熱さで場面を引き立ててくれました。

OPのインストゥルメンタルver.である忍ぶどころか暴れるぜ!M-4は

めちゃくちゃテンション上がります。

 

 

 

本作のロボットはオトモ忍という存在で

それぞれが意志を持っているのは面白かったです。

ただ、その面が見られたのは人型であるシノビマルとロデオマルくらいだったので

他のオトモ忍にももうちょっと描写があると良かったかな。

 

また、シュリケンジンは初見当時はかなりズッコケた見た目で

あまりカッコよさを感じなかったですが、

ライオンハオーとの合体以降は強さを体現した風貌で素直にカッコ良いと思いました。

もう追加ロボが出ないと思っていた矢先に

ゲキアツダイオーが出てきたのも意外性があって良かったです。

 

 

また、本作は歴代ヒーローの客演が豊富で見ていて面白かったです。

忍者絡みでジライヤまで出たり八雲の先生でマジイエローが出てきたりと

ファンサービスが豊富でした。

また、どれも物語の邪魔をしていなかったのも好印象で

しっかり物語の一環として成立していたのが良かったです。

 

 

 

物語の面では謎の部分があって見ていて話に引き寄せられました。

特にラストニンジャとは何なのか、十六夜久衛門の正体の2点は面白かったですね。

皆が目指しているラストニンジャの継承レースの辿り着く点も

予想を覆すようで受け入れられる展開になっていて

終盤までの話の積み重ねがしっかりしていました。

 

 

 

べた褒めしてますが、役者の演技は評価が分かれると思います。

僕は正直本作よりも酷い演技の作品を見てきているので

それらに比べるとそこまで酷いと思いませんでしたが、

実際演技が合わずに視聴脱落する知人も何名かいました。

 

 

また、最終決戦までに至る話は各話面白かったんですが、

最終回は尺不足なのか少々尻すぼみを感じました。

ラスボスの弱さやオトモ忍の出番の無さはかなり気になりました。

僕としては最後の最後で久右衛門に話の焦点を当て過ぎと思いましたね。

旋風やライオンハオー等もう少しメインの脇どころを大切にして欲しかったです。

 

 

 

そもそも作風自体良くも悪くもアホっぽい=緩い展開がちらほらあるので

好き嫌いの分かれやすい戦隊だと思います。

ただ、僕はこの2点は作風として受け入れれば

そこまで気になる点ではないと思うので

あまり気にせずとりあえず視聴して見て欲しい作品ですね。

 

 

 

まとめます。

 

 

本作はズバリ楽しい戦隊です。

見ていて面白い展開が続くので毎話楽しく見させてもらいました。

また、1話の時点で敵に「忍者の割に派手すぎる」と言われている通り、

派手なアクションに爽快な展開等

本作ならではの個性はしっかり確立されています。

 

 

印象的だったのが、

一番アホっぽく実際周りからもおつむが足りてない扱いの天晴が

赤ポジションらしく実は一番皆を引っ張っているという点。

この辺りは初期から最後まで一貫していたので

物語として芯がしっかりしている証拠ですね。

 

 

 

総じて面白い戦隊でした。

ラストニンジャレースを制するのは誰か、是非その目で括目して下さい。

 

 

 

個人的には29話が印象的でした。

自分が大人になったからか、夢破れた大人のストレートな訴えは胸に響きます。