何度も見ているので今回は紹介がてら。
普通に暮らしていたやんちゃな主人公が
ある秘密を知った事でこれまでの暮らしが180度変わってしまう物語。
こう書くとよくある内容な挙句大した事はわかりませんが、
本作に関しては極力ネタバレになるのを防ぎたいので
見た時の衝撃を感じて欲しいですね。
本作は1980年代が舞台で
当時の世界観が色濃く再現されています。
実際にある建物や店などが実名で出てくるので物語への没入感も強め。
僕は世代ではないですが
本作を見て当時の印象を抱くには充分な空気感でした。
何故この年代なのかも劇中で明かされるんですが、
単純な理由ながらも非常に説得力のある理由に感じました。
当時のいい意味で野暮ったくボリューミーな髪型や服装が印象的です。
僕は元々お二方のキャラデザが好みなので、
彼らの描く可愛い女の子を見ているだけで満足しています。
主要キャラは皆子供なんですが、妙な色っぽさがあるんですよね~。
ちなみに僕はサブキャラですが舞が好きでした(イラスト左の娘)
敵対する軍=大人ポジションのBDは
塩沢兼人氏の美声も相まって非常にカッコいい。
本作は主要キャラが少ない代わりに舞台設定が少々複雑ですが、
氏の演技と説明が聞きやすい為
SFが苦手な人でも比較的大丈夫な部類だと思います。
ちなみに主人公の声はNHKのワクワクさんでおなじみ久保田雅人氏。
賛否あるとは思いますが、僕は好きですw
ロボの類も出てきますが、
尺を考えると戦闘描写はさほど多くないです。
どちらかというと劇中の設定を覚える方が忙しいと思うので
個人的にはあくまで味付け程度な印象でした。
ガーランドの性能もあるでしょうけど、
省吾が強いのか軍人が弱いのか、
パワーバランスはよくわかりませんでしたがw
まぁ、戦闘シーンよりも
隠さなければいけないマシンを白昼堂々何度も乗り回すあたりは
さすがにガバガバ過ぎないかとツッコまざるを得ないですw
まとめます。
一回見て。
当時のロボ×美少女を題材にしたよくあるOVA作品な本作ですが、
1本で作品に魅入るパワーのある内容です。
個人的には巧みな設定を上手く1980年代を生きる若者に当てはめ
様々なモノの狭間で揺れる10代の若者達を表現しています。
気持ちを露骨に吐露せずに
心理描写を表情や行動、声優の演技で再現していて
妙なリアリティを感じました。
今見ると古臭く感じる部分も多く
本作単体で評価するには甘い点も多数ありますが、
当時の技術や表現レベルを考えるとレベルが高く
少なくとも印象には残る作品だと思います。
劇中歌も複数あり作品を彩ってくれています。
締め方には賛否両論出ると思いますが、
一応シリーズとして何作か続編もあるので
未視聴の方はこれを機に視聴してみてはいかがでしょうか。
個人的オススメシーン、というより印象的なのはベッドシーン。
乱れた背景をバックにヒロインに事実を打ち明けるシーンがやけに印象に残りました。