劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land 見ました。

 

 

10周年おめでとう記念。

 

 

 

ド安定。

 

 

ウィザードらしい堅実な作りで

気になる点が少ない内容になっていました。

 

 

 

テレビ版の設定はそのままに

晴人とコヨミだけがパラレルワールドに紛れ込むので

テレビ版に比べてお互いの理解者度を強く感じました。

特にコヨミはテレビ版では話が進むにつれ

徐々にヒロイン感が薄く感じていたんですが、

本作ではしっかりヒロインしていて良かったです。*1

 

 

また、本作ではシイナという存在が

晴人達を上手くパラレル世界に繋いでくれていました。

やはり仮面ライダーは子役がいると説得力が違いますね。

 

 

暗躍する敵勢力はメイン2人がわかりやすい関係なので

悪く言えば意外性皆無ですが良く言えば見やすいので

安心して見る事が出来ます。

まぁ、この辺りは変に捻らなくて正解だと思いましたが。

 

 

また、ネタバレになりますが、ウィザードがマヤにした事が

テレビ版の元々ある設定の対比になっていたのは上手いと感じました。

この辺りは劇中の設定を上手く使っていましたね。

 

 

 

敵であるソーサラーは、

強強と思いきやラストがあっさりだったのは少々拍子抜けでしたが、

ウィザードとは違ったスタイリッシュさがあって

見た目よりもカッコ良かったです。

これはスーツアクターの永徳氏の演技のおかげですね。

 

 

また、量産ライダーであるメイジは

物量の強さや凛子や瞬平等変身者の個性等が見えて

意外にも中々カッコ良かったです。

見た目は一緒なんですが、

近衛隊長のようにマントを付けただけで強く見えたりと

演出や魅せ方も巧かったと思います。

 

 

 

まとめます。

 

オススメ。

 

 

単独作品としてもそうですが、

「平成仮面ライダー」の魅力が凝縮されています。

1時間ほどで描くべき部分をしっかり描いて

内容も見やすくわかりやすい内容となっていました。

この頃によくある次回作の顔見せライダーも出てこないので

本作単品でまとまるのある仕上がりとなっています。

 

 

 

ウィザードのウリである魔法や

マーシャルアーツを取り入れたアクションもそうですが、

バイクシーンがあったのが非常に良かった。

前述の子供もそうですが、

仮面ライダー」として必要な要素が

本作でしっかり見えたのが好印象でした。

 

 

総じて無駄な部分がほぼなく

ウィザードという作品を楽しむには充分な出来なので、

未視聴の方はオススメです。

 

 

 

個人的オススメシーンは最終戦でしょうか。

魔法の応酬とアクションの融合のテンポが非常に良かったです。

*1:ウィザードのレビューでも書いていますが、出番という意味でヒロインしていないだけでポジションとしてはちゃんとヒロインしているので誤解のないように。