改めて見たらゼロワンもライダーの数多いな・・・
ライダー単独映画としてはかなり上位の出来。
本編後の物語なのでこれまでの積み重ねがあるので
キャラクターの動きや台詞に説得力がありました。
滅のポジションなんかは良かったですね。
また、本作は時間制限があって物語に緊迫感があったのが良かったです。
主要キャラもそうなんですが、
本作は伊藤英明氏の演技と存在感が特に抜きんでていて
しっかり物語を引っ張ってくれました。
それだけにラスボスの存在はあっけなかったですが・・・
楽園を作るという趣旨やその本当の目的も捻りがあって面白かったです。
また、随所にギャグシーンを挟んで
制限時間に追われる緊迫感を緩和してくれています。
ただ、野立の尋問シーンは演者の股間が見える見えないが気になって
話が全く入ってこなかったですw
このシーン、物語の核心をつくシーンだと思うんですけど、
僕みたいに演者の持ち芸と知らない人からすると
少々ミスマッチだったと思います。
また、本作はそもそもの物語が少々難解なので
本編を含むゼロワン世界の設定や物語をしっかり把握していないと
置いてけぼりを喰らう事でしょう。
ゼロワンの本編視聴後そのままの流れで見た方が
話が入ってきやすいと思いますが、
4クール+映画のコンボは中々しんどいので
見るならこういった前情報というか覚悟は持っていた方が良さそうです。
本作はアクションシーンが中々凝っていて絵的にも迫力がありました。
ゼロワンはライダーが多くそれぞれアクションに特色があるので
本作はその見応えが充分にありました。
本編でももっと見せて欲しかった部分が本作ではしっかり見れて良かったです。
まとめます。
ライダー単独作品としても
ゼロワンの後日談としても良い出来。
ゼロワンはヒューマギア主体の物語だったので
本作でいきなり人間主体の話になったり
テロ活動で物語が始まったりと最初は少々置いてけぼりを喰らいましたが、
トータルで見ると中々堅実な作りに仕上がっています。
過去ログ見ればわかると思いますが、
僕はゼロワンという作品があまり肌に合わなかったんですが本作は中々面白く、
視聴後にアーツのゼロワン買うくらいには満足感を得られました。
仮面ライダーの単独映画はネタ要素を絡めたりパラレルだったりと
物によって内容にバラつきがありますが、
本作は後日談として手堅い出来になっているので
本編視聴した人にはお勧めです。
個人的オススメシーンはヘルライジングホッパーのシーン。
或人を演じる高橋氏の叫び演技が上手で見応えありました。