ジャッキー・チェンをこの世から消しかけた事で有名な本作。
面白かったけど他のジャッキー映画に比べたら並。
冒頭の遺跡アクションシーンでジャッキーが大怪我をした事で有名な本作。
ジャッキー版インディージョーンズとも言われているようで
トレジャーハンターなジャッキーが見れます。
トラブルの元であるアランですが、
最初から最後までただのトラブルメーカーで
見せ場や立場を挽回する機会すらなかったのは少々残念でした。
特に最後の敵の本拠地からの脱出シーンは、
敵を増やしながらローラと逃げるだけで
その敵も全てジャッキーに押し付けていたのは
ギャグ要員&ギャグシーンとはいえ
それまでの動向を振り返っても少々突っ込みたくなりましたね。
役に立った場面がなくただの嫌味~な奴という印象で終わってしまいました。
まぁ演じている役者がアイドルらしいのであんまり危険な事させれないか・・・
ジャッキー映画と言えばアクションシーンなんですが、
冒頭の死にかけた怪我が原因なのか、本作はそこまで派手じゃない印象でした。
これは僕が他のジャッキー映画を見ているせいか
ジャッキーならではというシーンがそこまで多くなかった気がします。*1
一応終盤の戦闘なんかは多人数を相手に一騎当千するので充分凄いんですが、
戦う場所が洞窟(?)の中で密閉感があり暗めなので
地味な印象を受けてしまうのも原因かなという感じ。
ラストのアマゾネス戦士との戦いがなければ
本作はアクションで印象に残る映画ではなかったと思います。
また、本作はジャッキーの他に味方側でアクションをする人がいないので
総体的にアクションの比率がイマイチ大きく感じませんでした。
色々な都合があるのカモしれませんが、
アランにも多少はアクションシーンに混ざって欲しかったですね。
個人的にはアクションシーンよりも
中盤のカーチェイスの方が迫力があって強い印象を受けました。
本作に限った話じゃないですが、
この時代のスタントは本当に体張り過ぎていて見ていて心配になります。
サンダーカーのギミックはカッコいいけど、エンジンはどうなってんだ?w
また、本作はボーカル曲がどれも僕の好みの曲でした。
何を隠そう、僕は本作を挿入歌のミッドナイト・ライダーと
EDのローレライで知って視聴したくなったくちなので
曲が好みじゃなかったら見ていなかったカモしれません。
まとめます。
目が肥えてなければ充分良作。肥えていれば並。
内容は良くも悪くもいつものジャッキー映画なので
言ってしまえば良かった点や気になる点もいつも通り。
例えば、EDの尻すぼみ感なんかも気になりましたが、
よくよく考えてみればこの頃のジャッキーの映画で
綺麗にまとまったEDってなかったなと思うと途端に普通に見れてしまう。
アクションシーンも当たり前のように凄い事をしているんですが
他の作品だともっと凄い事しているので、
相対的に見ると本作は少々地味な印象を受けてしまいました。
とはいえ面白くない訳ではなくむしろ逆で
充分娯楽映画として楽しめる内容になっています。
特にEDのNGシーンなんかを見ていると、
この頃のジャッキーって表情豊かでコミカルな演技が板についているので
アランとの漫才のような掛け合いは楽しかったです。
特に中盤のメイの部屋でアランともぞもぞするシーンなんかは面白かったですねw
登場人物も少なく見やすい内容になっているので中々オススメです。
個人的オススメシーンは中盤のカーチェイスシーンでしょうか。
ジャッキー映画=アクション映画という概念を持っていたので
カースタントも凄いというのを再認識しました。
ポリスストーリーなんかも凄かったですしね。
*1:実際にはいつもの感じで凄い事しまくっているんですがねw