ラブライブ!スーパースター!! 2期 見ました。

 

 

 

※2期が良かったと思う人はこの記事見ちゃ駄目。

 

1期:ラブライブ!スーパースター!! 見ました。 - So sweet memories

 

 

 

1期の良かったところ全除外。

 

 

1期を見て良かったと思ったところが本作では全て消え失せ

これまでのラブライブシリーズに感じていた良くない部分が

てんこ盛りになっていました。

途中までは割と楽しんで見ていたんですけど、

後半から見る度に違和感を感じて視聴するのがしんどかったです。

 

 

 

5人になって色々な部分が良くなったと言ってた矢先に

追加キャラが4人増えて従来のラブライブ形式に戻りました。

最初何とか肯定的に捉えようとしていたんですが、

結局どのキャラクターもハマらず。

 

 

物語的にも赤と青はいちゃいちゃ(死語)していただけだったり

CEOもなし崩し的にメンバー加入したりで

ほとんど機能していなかったです。

特にCEO加入回は未だに自分の中でよくわかっていないし

納得もしていないし彼女が加入した事で何が変わったか掴めていない。

かのんが唐突に北海道に現れたのも含め突っ込み所満載で

何回も見ているのにその度脚本に振り落とされています。

 

 

9人になって新たな面が見れるなら問題ないんですけど、

9人になった事で存在感が消えた子もいるし

そもそも物語上機能していない子も多かったです。

上にも書きましたが、新キャラの青なんかは

露骨に赤とちゅっちゅしてる事が多くて不快でした。

あそこまで他と絡まないんなら

こいつら2人しか出んアニメ作品作ればええやんもう。

 

 

そもそも今回は新キャラの後輩4人が

先輩達の邪魔をしたくない云々の話が多く

先輩上げ後輩下げの話ばかりが続いて単純に見ていて不快でした。

あんだけうだうだ言うなら先輩は後輩入れんなよって思うし

後輩はLiellaに入んなやって思うわ。

挙句後輩の成長過程も然程描かれんまま決勝進出するので

今までやってた事はなんやったんやって感じです。

 

 

なんか、ラブライブシリーズって

決勝進出やラブライブ優勝といったこの辺りのカタルシス

イマイチ表現出来ていないですよね。

本作は回を跨いでヤキモキさせたりとまだ良かった方ですが、

蓋を開けてみれば新ライバルのアホがゴネて台無しでしたし。

 

 

 

後輩だけでなく、可可とすみれ関連の話なんかも酷い。

二人を百合百合させる為の話展開にしたせいで

2期はすみれのキャラが訳わからん事になっていました。

可可もすみれいじりの場面が多くそして強く

尊いとは真逆の関係に見えたので、

9話ラストの可可の気持ちなんかも軽く感じました。

 

 

そもそも、キャラクターの関係性って

物語が進むにつれて培われるものでしょ。

最初から百合設定や関係性ありきの話作りしたらそりゃ破綻するやろ。

1クールで考えると12話程度の尺でまとめなアカンから

新しい要素を消化するのが難しいのはわかるけど、

本作は1期から数えて全25話近くあるのに

1期からの要素を積み重ねられていないって

よく考えんでも普通に意味わからんわ。

これまでの話なんやってん。

 

 

また、主人公とはいえ

かのんばかりに話のスポットが当たる事によって

かのんが教祖と化していたのも見ていて気持ち悪かった。

音楽科受験失敗を

終始持ちネタみたいにしながら話すのやめて欲しかったわ。

相手の共感を得る為に話を展開しやすいとはいえ

その話を餌に相手釣りすぎやろ。

 

 

更には、何もかもが急な留学話云々が出てきた為、

ある意味同じ留学ポジションである

可可の存在意義が半減してしまいました。

 

ていうか、ラブライブシリーズ、

お約束とか抜きにして留学話出し過ぎやろ。

そんなに留学話したいならいっそ皆で

留学でも疎開でも移住でも好きにしてくれ。

 

 

 

極め付けがこいつ。

 

もう存在から行動目的まで訳わかめ。

1期からあれだけ交友深めてきたサニーパッションを抹消してまで

こいつを前に出してきた理由が全くわからん。

特にかのんの留学条件がどうたらこうたらの11話は

何回見ても意味不明。

こいつの親どころかこいつ関連の話を口にした奴全員

頭湧いてるとしか思えんわ。

挙句最終回ではキャラ変わっていて

俺の中でこいつはあの世界線に2人くらいいると思ってます。

 

 

そもそもこの11話、

物語を動かすうえで必要な設定をキャラクターが視聴者に説明している

=映像の中でキャラクターが生きていないようで見ていて違和感でした。

創作上の存在とはいえキャラクターって

その作品内では生きた存在でいなければいけないのに

11話は皆が無理矢理な展開を説明し動かす舞台装置のようで

見ていて気持ち悪かったです。

挙句、大事なシーンなのにメンバー一人消失してたり

真冬なのにレッスン着が夏服のままだったり

気になるところも多かったです。

製作現場に気になる人誰もいなかったのかな。

 

 

 

そして何より最終話。

 

 

何アレ?????

 

 

過去のラブライブシリーズの最終回も

突っ込み所のある物はあったけど、

ここまで茶番感のある最終回は初めてカモしれん。

もう書く事自体が無駄なレベルとかじゃなくて

今期を見る事自体が無駄なレベルと感じたわ。

最終話までふまえた感想だと「時間返せ」になるのでもう書きませんけど、

もし今後本作を見る人はある程度覚悟して臨んだ方が良いカモしれん。

 

 

 

ライブシーンは1期に引き続き非常に良かったです。

世間では場面に合った曲調だったかと言われたりしていましたが、

僕はそんなに気にならなかったです。*1

1曲通してキャラの可愛さや曲の印象等、伝わるモノが多かったですね。

 

 

 

 

 

まとめます。

 

酷い茶番を見た。

 

 

要所要所で見ると、

Liella部長に千砂都が就任したり

生徒会にかのんときな子が所属したりと

ドラマ部分でも見るべき部分はあったり、

面白い部分なんかは確かにあったんですが、

メインの話がダメダメ過ぎたのが非常に残念でした。

このレビュー書く為に繰り返し視聴しましたが吐きながら見てました。

それくらい主軸の部分が受け入れられなかったです。

ただ、最終回に至っては二度と見たくないので一度しか見てないです。

すみません。

 

 

それくらい最終回が酷かった。

1億歩譲って11話まで認めたとしても最終回で全てひっくり返されるので、

もう最終回を作り直してもらうとかしないと

僕の中でこの評価は覆らないと思う。

 

面白く感じた1期の良かった部分がごっそり削ぎ落とされ

過去のラブライブシリーズで見たような設定と展開に戻り

目新しさがほとんどなかったです。

 

 

 

気になって脚本担当を調べてみたら

僕が過去にラブライブサンシャイン2期のレビュー

ボロクソ言ってた脚本の人と同じでした。

記事見てもらえればわかると思いますけど、

サンシャインって3年前の作品なのに

当時感じた不満点を今作でも感じているんですよ。

案の定って感じです。

脚本の人にだけ文句を言うのもアレですが、

こうも同じモノしか描けないなら

これ以上制作者やキャラにヘイト向けたくないので

僕は今後同シリーズは視聴しません。

 

 

あらためてですけど、

辛口内容になると誤解されがちなんですが、

こうまで書くのは作品が好きだからです。

嫌なら見るな理論じゃなく、

作品を好きだから、面白いと思ったからこそ

こうして欲しいという声なので

そこはあまり誤解されたくないですね。

現にこれまでのラブライブシリーズの中では

スーパースターは一番楽しんで見ているので。

 

 

今後3期以降続くか知りませんけど、

少なくとも脚本の人が変わるなら視聴しようと思います。

そうでなければ残念ですが僕のLiellaの物語はここで終了です。

EDの皆が楽しそうに笑ってるシーンとか

めっっっっちゃ好きやったんですけどね・・・。

残念です。

 

 

 

個人的オススメ回は7話。

恋のキャラ崩壊も面白かったですが、

キャラクターの掘り下げもしつつその過程でメンバーが仲良くなっていく。

こういうので全然良かったんですけどねぇ。

 

*1:そんな事より他に気になる事が多かった。