さよならメモオフシリーズ。
※なるべく伏せてるけどネタバレ注意
本編後に各キャラと結ばれた後日談というこの手の内容のゲームは
これまで意図的に手を出してこなかったんです。
というのも、相葉さんも言ってますが、
なんで金を出してまでして他人のイチャラブを見にゃならんのだ
という謎のプライドがあったのでw
ただ、今回はこれがシリーズの最終作という事と
丁度SWITCH公式で半値で売られてたので購入しました。
半値で新品を購入出来てドラマCD感覚でプレイすると思えばまぁ許容内です。
各キャラのシナリオですが、キャッキャウフフの他に
高校生特有の未来への不安や可能性に対する恐れをそれぞれの描かれ方をしていて
ファンディスクの割にやりごたえがありました。
このあたりはさすがメモオフといった感じですね。
ただ、シナリオの好みは分かれるかなぁと思います。
僕は柚莉と寿奈桜のシナリオは少々軽めに感じましたし、
特に寿奈桜シナリオはちょっとギャグに寄り過ぎてた気がします。
(他に比べたらぶっちゃけしょうもなかった)
また、琴莉シナリオはこの手のファンディスクにしては
シナリオが本編のように先を考察するような内容になっていて少し新鮮でしたね。
琴莉はその設定からどう考えてもあのままだと幸せになれないので
どういう描かれ方をするのかちょっと気になっていました。
個人的には瑞羽のストーリーが一番面白かったですね。
本編後に瑞羽が日常を取り戻していくのが素直に良かったと感じました。
ただ、本編の謎について言及されてましたが、
リーチへのフォローが露骨過ぎてちょっと拍子抜けしました。
悪いとは言いませんが、瑞羽ルートのリーチの豹変っぷりはマヂで度肝抜かれたので
あのまま突っ切って欲しかった(爆)
全キャラにお風呂シーンがあったのには謎の拘りを感じて笑ってしまいました。
おねがいツインズかよw
ちなみにノエルルートは遠距離恋愛の難しさや不安を描いていて
経験のある身からすると「あるある」と共感しましたね。
ただ、ノエルはかなり好きだったんですけど1枚絵にムラがあった印象です。
歴代キャラの再登場は新たにかおるが出て来ましたが、
ルートによっては全く出てこなかったのは拍子抜けでした。
(というより予想以上に全然出てこなかった)
また、他に出てきたのは詩音のみと、この点に関しては素直に残念です。
本編でも歴代キャラの登場頻度は波があったので
最終作という事もあってもう少し上手く料理して欲しかったですね。
歴代キャラは全シリーズから再登場してくれてたので
このあたりはどうしても注文が多くなってしまいます。
また、本編でもそうですが、このゲームも誤字脱字多過ぎです。
本編は柚莉アフターの配信なんかはありましたが、
その方面のパッチ修正はなかったのでおそらく今作もないでしょう。
最終作がそういった出来だったというのはちょっと残念。
そして、お風呂以外ではベッドシーンに移行する描写が多かったですし、
シーンによってはそれを目的とした行為も多かったです。
ただ、メモオフというシリーズであったり年齢層を考えると狙い過ぎな気もしました。
正直「粘性のあるキス」という文をメモオフで見たくなかったw
あそこまで描写するならもういっそ濃厚接触シーンも描いてくれよとも思いましたねw
でもそうすると「メモオフシリーズとは?(哲学)」となってしまいそうですが・・・
ただ、今作の真骨頂は
本編と今作をクリアした際に見れる信からのラストメッセージですね。
内容自体はありきたりで短いものですが
本当に本当にメモオフファンで良かったと思える言葉でした。
シリーズ最終作を謳っていますが
今でも様々な可能性を期待してしまうほど
IFはシリーズの集大成の名に相応しい作品でした。
彼ら彼女らのように未来に向かって傘を差しながら
僕も毎日を過ごしていこうと思います。