思い出と共に今も僕の中に。
作業用としてよく音楽を聞くんですけど、
最近は昔よく聞いていたウォークマンを使ってます。
当時のウォークマンは電池の消耗が激しく
電池を交換すると中のデータは消えちゃいますとの事で騙し騙し使ってるんですが、
中に入ってる曲達がこれがまた懐かしい。
当時の思い出が鮮明に蘇ってきます。
(ウォークマンにデータを入れてた当時のパソコンは既にお亡くなりになった)
僕はどちらかというと懐古厨よりの性格なので
当時の曲を聞いて昔を思い返したりしてきましたが、
最近は別に「昔最高今は駄目」という訳でもないなという考えに変わってきたので
当時の曲を聞いて今までは思わなかったような感情を持つようになりました。
自分をつかさどる時期に聞いた曲は抜群の清涼剤にも毒にもなりますが、
当時聞くのと年取った今聞くのとではまた感情が違ってきますし、
また、年月の経過によってそれまで食指が動かなかった曲を聞いて
何かしら感じるようになったりと、
のんべんだらりと無駄に月日を過ごしてきたと思いきや
何だかんだでこれまでも思う事は色々ありながら歳を重ねてきたんだなと思います。
多分今当時の曲を聞いて当時と同じようなムーブや考えを持ったままだとすれば
良くも悪くもそのまんま大人になってしまったという事なんでしょう。
人間その時その時をどう生きたかや思い出のもち方、向き合い方によって
その比重が大きく揺れるんだろうなと思います。
良いか悪いかは抜きにして無駄に過ごしてきたわけじゃないんだなと思う事にします。
誰にも正解がわからない事は自分で判断して
なるべく今後の人生の糧にしていきたいところ。
そういえば、MDやウォークマンに入れていた曲を
今のウォークマンに移植しようと思った時があって結局実行しなかったんですが、
思い返せばその時から新しい曲を探す方に注力するようになっていました。
なんだかんだで人間は先を生きる為のムーブを優先する動物なんでしょうね。
これからも新しい曲と共に新たな思い出を刻んでいきつつ
当時聞いた曲が風化しないように、
ほどよい距離感で接していこうと思います。