死なずに出れるか謎の箱。
謎の立方体に閉じ込められた6人のメンバーが脱出を試みる作品。
立方体には数々の罠が仕掛けられていて
法則を見抜かなければ死が待っているという、
箱の中に閉じ込められている密室具合も相まってなかなかの緊迫感でした。
ただ、立方体の法則について色々言ってましたけど、
僕はそのあたりは全くわからなかったです(爆)
あんなに立て続けに専門用語言われても・・・(・ω・;)
また、登場人物が少ないのに比例してか罠にかかる事がほぼないので
折角の容赦ない罠の犠牲にはほとんどお目にかかる事がなかったのは
ちょっと拍子抜けでした。
ぶっちゃけ最初だけでしたね。
登場人物が極限状態の中ストレスと疲労感で徐々におかしくなっていくのは
お決まりとはいえ良かったですが、
その描写が見えたのは約1名だったのでこの辺りも良くも悪くもといった感じですね。
意外性はありましたが。
また、今回メンバーが選定された理由なんかも結局明かされないので
他作品よりもご都合主義感は半端なかったです。
僕が一番不満に感じたのがここで、
今作では謎の部分がほとんど明かされないのが見てて非常にモヤモヤしました。
生きる上での素晴らしさといったメッセージ性も唐突&描写不足なので
正直なくて良かった気すら感じました。
僕は前情報なしに今作を見ましたが、
低予算なりに見せ方を工夫しているなというのは
見てるだけでビンビン伝わってきましたが、
見終わった後に作品として素直に面白かったかと言われると
何とも言えない感じでした。
正直、見てる人にメイキング的な部分をよく考えられているなぁと思わせるのは
視聴者側に技術者的視点があるならいいとしても、
純粋に作品を楽しもうとしている人に「上手く作ってるなぁ」感を悟られるのは
あまりよくないんじゃないかと思います。
僕は
なんでこのメンバーが集められたのか、
CUBEとは何なのか、
誰が何の目的で使用しているのか等、
この辺りが語られるのかと思って見てたのでラストは正直拍子抜けでした。
まとめます。
面白かったし工夫も見られましたが、
一作品としてみると僕はちょっと物足りなく感じました。
メンバーの多くが結局罠と別の部分で脱落していくので
折角の罠の恐怖なんかも見えなかったのも残念です。
ただ、前述した通り工夫がしっかりされていたり、
少ない登場人物で見やすかったりと
90分の比較的短めの上映時間の割にはしっかり面白いので
興味が出た方は是非視聴してみてはいかがでしょうか。
個人的オススメシーンはOPのサイコロステーキ。
良くも悪くもあそこが一番瞬間最大風速出てたと思います。