悲しい反面仕方ないと思う面も。
東京チカラめしという牛丼チェーン店があるんですけど、
新宿第一号店が今月で閉店するらしい。
開店当時東京に住んでいた僕は結構な頻度で足を運んでいて
今でも東京に行った際に何回か行った思い出があるので
あの店がなくなるというのが単純にショックだった。
ただ、店の評判はネット上に出回っているものとほとんど変わらない。
当時は290円でこれなら充分と思っていたが、段々と
味が落ちた、店が汚い、高い、商品が出てくるまでが遅い、接客態度が悪い等、
デメリット部分が非常に多くなっていった。
こうも周りの評価が一致するのも珍しい。
ただ、今回新宿店が潰れる事になって一番気になったのは、
当時から言われていた部分が最後まで変わらなかったところ。
味が悪かったり値段が高いのが不満なら行かなければいいだけなので
そこまで気にしないんですけど、
個人的には接客の悪さと店の汚さ、食事が出てくるのが遅いのは非常に気になった。
僕は一度あまりに料理が出てこなくて食べずに帰った記憶がある。
食券制なので単純にこちらが損しているがそれくらい遅いし、
その際の対応も非常に悪くもう二度と行きたくないと思うレベルだった。
その店はあっという間に閉店したが、
他の店舗も周りの評価に対して会社のフォローが行き届いてないと
ネットニュースを見ていて感じた。
実際の経営部の考えはわからないが、
顧客のニーズに応えないと飲食店の命は非常に短いと思い知らされた。
結果、来月から日本での東京チカラめしは全2店舗となり、
東京チカラめしという名なのに東京には1つの店舗もなくなる事になった。
皮肉な話だ。
閉店前の最後の最後で命の輝きを再現するようなキャンペーンもするようだが、
正直散る間際でこんな事されても今更というか惨めさを感じるのでやるせない。
生きてる間にもっと客=他人の事を考えて欲しかった。
ただ、地元に戻った今では大阪日本橋店に何度か行っているので
単純に食べたいなら今後もそこに行けばいいんだが、*1
今でも食べられるから良いという訳ではなくて、
また当時の思い出の場所がなくなるという事が単純に悲しい。
時間の経過するうえで変わる物と変わらないモノをまた感じてしまった。