やっぱりおもろいわ。
映画公開記念という事で旧作シリーズがSまで配信されていました。
無印はとびとびでの視聴でしたがRとSは全て視聴しました。
セーラームーンって雰囲気の割には話自体は割と重くて、
例えば、Rなんかはうさぎが折角普通の女の子に戻れたのに
戦士として復帰「させられた」挙句一方的に衛にフラれたり
ちびうさという未来からやってきた娘の為に色々な意味で自分を犠牲にしていたりで
可哀想過ぎてちょっと見てられなかったです。
僕は昔うさぎに対してあまりいい印象なかったんですけど、
今見るとこんなに慈愛に満ちたキャラだったっけ？って感じです。
あと、三石さんの演技力ってこの頃からこんなに凄かったんですね。
僕は放送当時はRまではちょこちょこ見てたので懐かしさを感じつつ見てましたが、
やはりちびうさを許容出来るかで評価が変わりそうですね。
僕は当時ちびうさが大嫌いで視聴を諦めかけたくらいなので
合わない人は本当に合わないと思います。
ただ、S以降彼女はかなり丸くなりますし
SSではメインキャラに昇格してますしでかなり株は回復しますけどね。
そもそも僕はブラックレディで
闇落ちキャラの魅力にどっぷりハマってしまった経験があるので
そういう意味では彼女に感謝してますが（爆）
あと、SSでうさぎとちびうさが入れ替わって我儘ボディになる回はマヂで見て欲しい。
これが、
こうなって、
こうなったりする。
最高かよ（真顔）
ストーリーやシリーズの雰囲気のバランスはRが一番だった気がしますね。
あやかしの4姉妹のコーアンが可愛かったですし、
サフィールとペッツなんかの敵側のドラマが見応えありました。
最終決戦は劇場版Rと同じような展開でしたが凄くテンション上がりましたね。
個人的にはSが一番好きでシリーズを通して見ても完成度は一番高いとは思いますが、
Sは物語自体はシリアスの割にデス・バスターズのノリがギャグ要素強めだったり
キャラクターの登場に波があったり終盤駆け足気味だったりで
今見るとちょっとマイナスでした。
セーラームーン達の
・「ほたるを殺す以外に何か手段はある筈」と言いながらノープラン
・他の解決策を見出せていないまま聖杯をミストレス9に渡す
とかは、今見ると割と救えないですよね。
特にウラヌスとネプチューンがこれまでやってきた事を考えると
聖杯を渡す件なんかはかなりエグイ行為だなと思いました。
昔は外部戦士の動きがあまり好きじゃなかったんですけど、
今見ると内部戦士達の主張の方が綺麗事過ぎて見てて悶々とします。
僕が単純に当時よりも歳を取ったので物事の捉え方が変わったんでしょうけどね。
Sはシリアスではあるんですが、
ダイモーンのデザインやセーラームーンの技がどんどんネタ化していってたりで
気を楽にして見れる部分もあるのが救いですね。
かといってファラオ90や真のメシアの件、ウラヌス、ネプチューンの考え等
魅力に溢れる要素が多く含まれています。
僕は当時からずっと美奈子派なんですけど、
美奈子のキャラってやっぱりボケキャラ化が加速したS以降が見てて楽しいですね。
Rまでは少し控えめというかキャラが立ってなかった印象です。
（Rの風邪ひき回でようやくハジけた感じ）
影武者、最初に目覚めた戦士等、設定は最強なんですけどね。
そして深見梨加氏の声が激エ〇い。
あと、今回見返すとまことがかなり魅力的なキャラに見えました。
ただ、美奈子とは逆にまことは回が進むにつれキャラが埋没していった気がしていて
ボーイッシュというか番長チックな部分が消えてしまったのが残念でした。
「実はめちゃくちゃ家庭的なキャラ」だったのはいいんですけど、
回が進むにつれ他のキャラ全員が元々女性的だったのが更に可愛く描かれていったので
レギュラー戦士の中で唯一無二の部分が消えたのは勿体なかったですね。
僕は初登場時のキレたナイフのような空気が好きでしたｗ
あと、ほたるが殺人的に可愛い。
あれをオタク時代に見てたら何かに目覚めてたカモしれん（）
あと、僕は当時セーラームーンシリーズで初めて
作画監督を意識するようになりました。
作画が素晴らしい時は劇場版レベルで本当に素晴らしいんですが、
自分が合わない作画の時は少し集中力が欠けて見てしまってましたね。
ただ、大人になった今となっては
劇場版との同時進行とか仕事の早さ遅さといった大人の事情もわかるようになったので
ある種の楽しみを見つける事が出来ましたね。
そういう意味では昔の作品を当時も見て今も見れるのは幸せだなと思います。
もっと色々書きたいんですけど本当にきりがないのでここらにしときますが、
世代を超えて語り継がれるくらいに魅力溢れた作品なので
未視聴の方は是非見て欲しいですね。
僕はこれでフルで見てないのはSSだけになったので
いつか機会があれば視聴しようと思います。
