コピ・ルアク飲んでみたくなったわ。
偶然病室が一緒になった余命宣告された2人の老人が残り少ない人生を使って
これまでにやり残した自分のやりたいと思った事をやっていく物語。
生き様も何もかも違う2人が一緒に旅をするので色々な違いが見て取れて面白いです。
歳を重ねていくとどうしても色々なモノにがんじがらめになって
動けなくなっていくものですが、
2人は余命を宣告された事をきっかけに吹っ切れたのか様々な事に挑戦していきます。
その様は実に楽しそうで、人生は楽しんでナンボという事を実感させられました。
本当は動けなくなる前にやるよりも、動ける内にやった方がいいんですが、
何不自由なく毎日を過ごしているとそういう事に気付かなくなりますよね・・・
ただ、本作で取り上げられている2人のやりたい事は様々ですが、
大体の事柄は非常に資金がかかる事で
本作ではエドワードが大金持ちだから実行出来たのも事実です。
なので、見る人によってはお金がないと出来んやんけーと思うでしょうが、
本作の本筋は「人生を生きる上で何が大切なのか」という事であって、
そのキーワードは本編の色々な場面で表されています。
その点を汲み取れないと本作は現実離れした作品と捉えられてしまうと思います。
そもそも、ずっと家族一筋で生きてきたカーターが
いきなり見ず知らずの初対面に近い人間と最後の余生を過ごしたいと実行するのは
ちょと現実離れしている気がしますし、
どんな事をしてもカーターの奥さんは行かせないと思いますけどね。
・・・まぁ、そんな事気にせずに見ろよって話ですw
黙って感動しろ(爆)
まとめます。
正直僕は初見の時はそこまでだったんですが、
レビューの為に繰り返し視聴するたびに
本作が伝えたい事がなんとなくわかってきました。
その答えは人によって様々でしょうが、
少なくとも僕は本作を見た事で人生に何を見出すかという事を考えさせられました。
不幸な事故等がない限りは人生の終わり時間は大体決まっていますが、
限られた時間の中でどれだけ自分の人生を彩れるのか、
また、自分の人生は他人にとって価値あるモノなのか。
そういった事を考えるいいきっかけとなった作品でした。
興味の出た方は是非視聴して見て下さい。
個人的オススメシーンは
エジプトでのカーターのエドに対する質問。
僕もああいう事を考えた事はなかったので虚を突かれたような気がしました。