怒りの〇〇ってネタにされがちですが、
本編見たらまんまその通りの内容で違う意味で笑いました。
アクションものとしては面白いけど
続編としてはイマイチ。
第1作がとても余韻たっぷりに終わった後なのでどう繋げるのかと思ったら、
もう一度ランボーを戦地に赴かせるという身も蓋もないゴリ押し。
なんていうか、結局ランボーが安らげるのは戦場しかないのかというのが
凄く悲しくなりました。
基本ランボーが無双する立場なので早々にミッションコンプリートなんですが、
そこは映画、なんと依頼してきた立場の味方側が裏切ります。
ただ、このシーン、将軍の言い分もわかるようなわからんような感じで
イマイチ説得力に欠けました。
そもそも、目的の捕虜を見付けたのを他の兵達も聞いている割に
皆が将軍側に付いてるような感じだったのに、
少々腑に落ちませんでした。*1
一人くらいたてつくか内緒でトラウトマン大佐に協力するとか
上層部のやり方に異議を示す存在がいても良かった気がします。
そのトラウトマン大佐ですが、
1作目ではランボーの理解者でどこかキレ者の印象があったんですが、
本作では同じ命令を与える立場からか将軍を最後まで否定出来ず
ランボーが帰ってくるまで自ら直接的な何かをした訳でもないので
少々無能な印象を持ってしまいました。
戦闘シーンも要所要所でしっかりありましたが、
後半はもう爆破爆破の連続で迫力凄かったですね。
最後のヘリVSヘリは少々無理矢理感ありましたが、
まぁランボーなら相手がヘリでも楽勝でしょう。
ただ、ランボーが作戦開始時にヘリに引っかかって荷物の大半を失うというのは
歴戦の兵士という割にはドジ過ぎんかと突っ込まざるを得なかったです()
まとめます。
これも悪くないけど第1作が偉大過ぎた。
おそらく以後のシリーズの方向性を確定させた一作なんですが、
本作はどちらかというと娯楽アクション作品に振り切っているので
第1作との作風の違いに少々戸惑いました。
また、ランボーのキャラクター性から出番の割に主張の少ないシーンが続くので
展開の割にはカタルシスはイマイチ感じにくいかなと思います。
相手の兵の吹っ飛び具合でその辺りを感じるしかないんですが、
魅せ方が大体一緒なので人によっては飽きを感じるカモ。
ストーリーとしてはわかりやすくエンタメ性も感じるので好みの問題と思いますが、
どうしても1作目ラストのランボーの心情吐露シーンを思い出すと、
早々にランボーが戦地に戻るというのは悲しいし
出来れば違う切り口が見たかったかなと個人的には思います。
空想の作品上でも戦争が早く終わってればこんな事にはならなかったと思うと
皮肉めいたものを感じますけどね。
前述の通り面白さは充分確保されているので
気になった方は是非ご覧ください。
個人的オススメシーンは森での敵兵士撃退シーン。
ランボー、森と同化し過ぎw