ニンジン片手に走り出せ。
中々良き。
競馬というコンテンツを擬人化するという
これまたとんでもない企画の元に生まれたアニメなんですが、
ぶっ飛んだ内容の割には結構楽しめる作品となっていました。
サイレンススズカの主張というか、キャラが前面に出てくるまでは
物語としての波があまり感じなくてイマイチに思えていたんですが、
7話あたりから面白くなってきて
そこからは一気見するくらい続きが気になる内容になっていました。
主役であるスペシャルウィークもキャラクターとしては大人しめで
力強さなんかが感じられなかったんですが、
スペが実力を付けてきた矢先にスズカが故障を経験してと、
そこからドラマが相乗効果で良くなっていきましたね。
チームスピカの面々は今見返すと皆個性的ですが、
そもそものウマ娘の数が多くスピカ以外の面子も続々出てくるので
名前を覚えるのにも一苦労でした。
また、スペシャルウィークが主役とはいえ、
彼女が属するスピカの面々が
皆が皆ストーリーにガッツリ絡んでくる訳ではないのはちょっと意外でしたね。
彼女達の活躍も見たかったですが、
話が分散しなかったのは振り返ればこれで良かったとも思います。
レース描写ですが、
力を出すシーンのスピード感や
各ウマ娘のポジション取りなんかはわかりやすくて良かったです。
特にスパートをかけた時の加速感は見ていて気持ち良かったですね。
ライブシーンは思っていたよりも描写自体がなかったです。
僕はウマ娘というコンテンツは
ウマ娘が走るのとステージで歌って踊るという
2つの要素がある事だけ知っていたので
ここまでライブシーンがないのには少々驚きでした。
これは走る事=物語に比重を置いた結果なので仕方ないとも思いますが、
ライブシーン目当てで見るという人には本作はあまりオススメ出来ないかな。
あとは、ブロワイエが少々カマセというか口だけ過ぎというか・・・(汗)
あれだけ取り上げられていた割に
スペシャルウィークとの戦いはちょっと拍子抜けでしたね・・・
まとめます。
コンテンツを知るうえでは充分な出来。
ウマ娘や競馬界隈に触れる入り口としては充分な出来だと思います。
実在した馬達の要素も取り入れているようなので
競馬ファンにはより一層楽しめるでしょう。
キャラクターは皆流石の可愛さでした。
キャラがたくさんいる為1回見ただけでは覚えられないので
見た後に色々調べる楽しさなんかもあるでしょう。
作画も全体的に安定していましたね。
ちなみに僕はダイワスカーレットが好きでしたね。
巨○なのもそうなんですが、
なんていうか、平成の要素全部盛りしたようなデザインがツボでしたw
本作を見てゲームをするも良し、
2期を見るも良し、実際の競馬に触れるも良しと、
ここから始めるには充分な魅力が詰まった作品でした。
興味が出た方は視聴オススメです。
個人的オススメシーンは11話かなぁ。
サイレンススズカ良かったね(*´ω`)