若さ全開!
要素としては高校生、妖精、車とバラバラなんですが、
内容はしっかり王道を突き抜けていて見ていて凄く安定感がありました。
特に高校生という若さが非常に前面に出ていて作風にしっかり表れていました。
学生生活自体が直に絡んでくる内容は少ないですが、
要素としてあれだけ含まれていれば充分です。
ピンチに陥る事も多かったですがそこからの逆転劇もしっかり描かれていて、
ある意味では安定してカタルシスを味わえる作品とも捉えられます。
妖精の力を失うと色が消えるという設定は面白いなと思いました。
アクションシーンも非常にカッコよく、
主題歌やターボエンジン全開!のBGMの際はテンションMAXでしたね。
ブルーターボのJガン撃つシーンや「砕け散れ!」のセリフが何故か好きでしたw
また、5人の活躍頻度はメインのレッド以外はブルーが頭一つ抜きんでていましたが、
各キャラちゃんと見せ場はあるので各キャラの主役回も楽しんで見れました。
学生特有のおっちょこちょいな面もありますが皆しっかりしていて
ウザいキャラや演技が下手な役者がいないのもあって
全話通して安定感がありました。
この頃の戦隊ってキャラクターが埋没しやすい印象があるんですが、
本作は皆個性的で見ていて親近感がわきましたね。
それにしても、噂通りレッドの強さは規格外ですねw
ラスボスを2度も単独で倒したのってレッドターボくらいなんじゃない?w
主役が強いのは見てて気持ちいいんですけど、あまりにレッドが強すぎて
技が通じずに途中から出てきたVターボバズーカいる?状態になってました()
ストーリーとしては、前半出て来ていたキャラの9割が
途中退場するとは思ってなかったです。
流れ暴魔にシフトするのは作品としてはとても良かったと思いますが、
前半の幹部達も皆個性的で魅力的なキャラが多かったので
後半で絡みがあっても良かったのではとも思いましたが、
話が冗長せずメリハリが利いたので今となってはアレで良かったんだなと思います。
ただ、ズルテンはもうちょっと最後を考えて欲しかった・・・
流れ暴魔の2人はどちらもいいキャラでとても魅力的でした。
流れ暴魔の本当の意味がわかる回~次話はキリカの可愛さが全開でした(*´ω`*)
また、ヤミマルのニヒルでとんがった性格、
最後の最後のギリギリまで信念を貫いていたキャラは
昨今の改心ポジションの悪役からすると貴重に感じました。
当時子供心にヤミマルの存在はかなり記憶に焼き付いてたんですが、
今見ると後半は完全に主役だったのでその存在感にも納得ですね。
ロボットは敵なし動かずなスーパーターボロボの強さも強烈でしたが
基地であるターボビルダーの存在は凄かったです。
(よく言われてますけど、博士はあれだけの物をどうやって作ったんだ・・・)
また、後半2号ロボが出てきても1号ロボにも出番があったり
毎話スーパー合体しなかったりで今と違った楽しみ方が出来ましたね。
まとめます。
王道と新たな要素のマッチングが上手くいった良作でした。
時代の差などはありますが今見てもしっかり戦隊らしさを保ちつつ、
敵側のドラマもしっかり描かれていて毎話楽しませてもらいました。
この頃のスーパー戦隊シリーズはOPED除くと20分切る内容なので
サクサク見れるというのも利点でしたね。
個人的オススメシーンは多いんですが、何故か13話が記憶に残りましたw
戦闘シーンのテンポが良かったからかな?