強盗は計画的に。
盲目の退役軍人宅に強盗に入った3人の若者がお金を盗んで脱出する物語なんですが、
目が見えない代わりに物音に敏感な老人+暗闇という相乗効果で
視聴者に恐怖と緊迫感を与える作品となっていました。
ただ、老人は自宅という事で空間認識能力があっても問題ないと思うんですけど、
強盗に入った主人公側も暗闇に慣れたのか、そこの恐怖はあまりなかったです。
あと、途中から音に対しての注意力もなくなったのか皆普通に動いていたので
ホラー感もあまりなかったですね。
老人の動きも途中から正確に相手を捉えていたので
実は見えてるんじゃないかという印象でしたw
面白い特徴だったんですが見ていくにつれてそこの魅力はそこまで感じなかったです。
ただ、老人にも秘密があって、そこの物語には意表を突かれましたね。
被害者と思っていた側が実は・・・というのはやはり印象に残ります。
また、この作品、主人公サイドも問題がある面子ばかりなので
視聴した後に誰にも感情移入出来ずに終わったのでそこのもやもやは残りましたね。
振り返るとロッキーとアレックスが脱出する為に奔走するシーンが長かったので
マネーはもう少し存命させても良かった気がします。
アレックスはただただ不憫でしたw
また、僕は吹き替え版で見たんですが、
ロッキーの声である水樹奈々氏の声は正直合ってなかったと思います。
彼女の声は本作では軽すぎて恐怖するシーンは大分半減しちゃっていました。
まとめます。
シンプルな設定のうえに置かれた主人公達の脱出劇に加え
被害にあった老人のエピソード、ロッキーのテントウムシの描写といった、
キャラを引き立たせる過去の出来事がキャラクターを魅力的にしていて、
ただのホラー映画で終わらない要素がありました。
物語や部隊の広がりはあまりなく家と言う小さな箱の中で繰り広げられるので
どなたでも取っつきやすいホラー作品と思います。
今年の夏には2が公開されるという事なので興味が湧いた方は是非。
個人的オススメシーンは老人の秘密が露わになったシーン。
「えーーー!」という感じでしたw