ショーシャンクの空に 見ました。

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雨が降るとこのポーズやりたくなるよね(?)

 

 

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刑務所に送られた主人公がそこでどう生きていくかを描いた作品。

 

 

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正直主人公の魅力が全編通してあまり見えなかったですね。

ネタバレになるのでしっかり書けないですけど、

彼も人生を諦めない信念をしっかりと持っていた訳ですが

元々感情の起伏が少なく主張も強くないので

彼が虎視眈々と狙っていた部分が公になった時も

彼の成し遂げたコトの大きさの割に

こちらの感情のふり幅を揺さぶられなかったです。

 

 

 

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また、主人公を取り巻くグループの囚人達が

皆犯罪を犯したように思えないのもリアリティに欠けました。

長い刑務所生活で皆改心していったようにはあまり見えなくて

図書係と運び屋以外は個性も少なく全体的に物語の波を感じにくかったです。

最低限の人数だけで物語が進むのは別にいいんですけど

本作は2時間越えで物語が長いので

もう少し話の波を感じやすくした方がダレずに済んだかなと思いました。

 

 

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あと、刑務所側の人間がいくらなんでも悪く描かれすぎな気もしますね。

実際所長が行った事は非常に悪い事ではあるんですけど、

刑務所内の悪と正義の垣根があまりに曖昧で

最後主人公が見せた動きや結果にカタルシスはそこまで感じなかったです。

 

 

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また、出所しても世間に馴染めないという点では

囚人達に真の救いは訪れないように社会が形成されているように見えて、

見方によっては罪を犯した囚人達の方が哀れに見えるのも

後味が悪いように感じました。

 

囚人達の心境を描いた作品なので

そちら側に感情移入しやすいように出来ているのは当たり前なんですが、

そもそも囚人達が犯した罪や

それに向き合う気持ちなんかが然程描かれていなかったので

もう少しその辺りの掘り下げが欲しかったかなと思いました。

何の為の刑務所なんだろうと思い直すきっかけにはなりましたが・・・

 

 

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まとめます。

 

オススメ出来る映画といえばという話題に上がりやすい本作。

言わずと知れた名作であると僕も思いましたが、

思ってたよりも得られた満足感は少なかったかなという印象。

というより、知名度や評価が高すぎて視聴前から

ハードルを上げ過ぎた感は否めないですね。

 

ただ、全ての刑務所映画のベースになり得る内容だと思います。

不満をブチブチ書きましたが、映画を語る上では鉄板作品だと思うので

未視聴の方は是非。

 

 

 

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個人的オススメシーンは図書係であるブレックスの人生が描かれたシーン。

彼の最後はあまりにも救いが無く孤独感や絶望感が伝わってきました。