夏はポケモン☆だったのに昨年に続き上映されなかったので
未視聴のポケモン映画で夏を感じる事にしました。
本作は実写世界に2次元のポケモンが存在しているんですが、
本来仮想存在であるポケモンが現実世界にしっかり溶け込んでいて
ポケモン好きな人にとって理想の世界観を形成しています。
ポケモン達の質感はポッ拳のグラフィックが更にブラッシュアップした感じで
特に毛並みがリアルでしたね。
最初ちょっとリアル過ぎるとも感じましたが
見ていくにつれて段々気にならなくなりました。
主人公の苦悩なんかは物語序盤で割とすぐ消え失せるので
全編通して割と楽しんで見れました。
謎の部分もサックリ解明されるのであまり鬱屈とせずに見る事が出来ると思います。
これは、ピカチュウのキャラも勿論そうですが、
その辺りを緩和してくれていました。
研究所の件は多少強引に感じましたが、尺を考えるとまぁ仕方ないかなとも思います。
物語の謎の部分ですが、
怪しいキャラを出してミスリードを誘っていたのは良かったです。
(僕はヨシダ警部補が何かしらあるとずっと思ってたw)
この辺りはポケモンのキャラ性を活かしていた部分もあったので
なお良かったと感じた部分ですね。
ファンタジーチックな世界観の割に悪役がやっている事はかなり大事なので
この辺りのギャップにも少々驚きました。
まとめます。
ポケモン初の実写映画ですが、
ハリウッド進出作品という事もあって万人が楽しめる一作となっています。
特にポケモンを知っている人からするとアッとなるシーンや設定が多く
2重の意味で楽しめると思います。
また、公開前から話題となっていたピカチュウの声も
物語を見終わった後では納得の設定となっています。
大谷郁恵氏のあの声じゃない本作の声も
ピカチュウに新たな個性付けをする事が出来たので
そういう意味でも成功と言えるのではないでしょうか。
全編通して割と安定していましたが、
個人的に研究所から逃げるシーンで
山に移動してからがちょっとくどく感じた程度で他はほとんど気にせず見れました。
ポケモン好きもそうじゃない人にもオススメ出来る作品です。
個人的オススメシーンですが、
僕はフシギダネが好きなので彼らが出てきたシーンが印象的でした。
本作で見るとまんまカエルでしたがw
また、伝説ポケモンをしっかりいいポジションに起用してくれたのが嬉しかったです。