バトラも描いてあげて下さいよ・・・(´・ω・`)
当時映画観に行ってVHSも持っているんですが、ふと見たくなって視聴。
隕石落下をきっかけに先住民の伝承や巨大卵の発見。
ゴジラ出現にもう一匹の謎の生物、主人公一家の家族愛やコスモスの行方等、
非常に盛り沢山の要素が詰まった作品です。
書いてて思ったけど要素多過ぎんか・・・?w
今作ではゴジラが戦う相手が虫なので戦闘シーンは地味に感じるシーンが多いですが、
規模は凄まじく、どのシーンも迫力満点です。
モスラ幼虫やバトラ幼虫はデザイン上大きく動く事が出来ないですが、
その分操演やミニチュアの破壊シーン等しっかり工夫が見えて見応え充分でした。
なお、ゴジラの出番は少な目でゴジラ目的で本作を見ると物足りなさを感じるカモ。
ただ、気になる点もいくつかあって、
まず、主人公達家族関連はあまり上手く料理出来ていなかったように感じました。
特に主人公の考えやムーブが終始褒められたものではないのに
最後まで話の中心に位置していたのは気になりました。
特に、丸友グループからコスモスを奪い返す為に取引したと思いきや
純粋に金儲けの為というのは
それまでの元妻とのシーンもあっただけに純粋に引きました。
逆に妻はこいつのどこに惹かれているんだ?(´・ω・`)
また、本作は要所要所で人間の環境破壊が原因として取り上げられていましたが、
流石にあそこまで物語に差し込まれるとちょっとウンザリします。
時代と言われればそれまでですが、言うだけ言って大した解決法もないので、
結局何をどうすればいいのかわからないまま指摘だけされるというのは
観ていてあまり気持ちのいいものではなかったです。
特に本作は人間側のムーブが少なく事態を悲観しつつも静観するシーンが多いので
尚更問題になっている事に対してのリアクションが無いというのは気になりました。
もうどうでもいいからゴジラの放射熱線で全部吹っ飛ばんかなとか思ってましたね(爆)
また、バトラ幼虫の破壊シーンで民衆が逃げ惑うシーンがあるんですが、
逃げ惑う人と普段通り歩いている人が混ざっていて
合成が上手くいっていないのが気になりました。
当時はわからなかったですが今見ると結構目立つので
コスモスの合成並みにもう少し気を使って欲しかったです。
まとめます。
VSシリーズ史上最高観客動員数を誇っただけに、見所満載の作品となっています。
人気キャラのモスラの復活だけでなく、
モスラと対を成すバトラの存在がスパイスとなっていて
怪獣バトルに彩を与えてくれています。
平成作品とはいえ今見ても派手さは抜群なのでどの世代にもオススメです。
個人的オススメシーンはモスラの孵化シーン。
成虫モスラの色合いもそうですが、本作は特撮関連が本当に素晴らしいです。