ご存知、あのアーノルド・シュワルツェネッガーの銀幕デビュー作です。
最初に言っときますが、
脚本自体は悪くないんですが、映画という一本の作品としてはクソです。
全ての登場人物が自分の為にしか行動しない為誰にも感情移入出来ず、
20秒で済むような話をひたすら繰り返す数々の引き延ばし場面、
使いまわしの音楽に聴覚を破壊され、
間延びという言葉では言い表せないアクションシーン
(一番盛り上がるべき終盤が一番酷い)、
意中の女性に対して全くフォローがないまま男に友情を強調させて終わる等々、
気になる点がわんさかありました()
とにかく間延びしたシーンが多い。
90分ほどの作品なんですが、視聴した途端精神と時の部屋に入ったかのような
錯覚に陥るようなレベルで時間が進みません。
挙句面白いと思えるシーンもないのでとにかくダレる。
「シュワルツェネッガーだから」という理由がなければ視聴は厳しいと感じました。
僕は先輩と一緒に視聴しましたが、共に一度リタイアしました(´・ω・`)
そんなシュワちゃんですが、この時点で既に体が仕上がっていて
隙あらば大胸筋を動かしてくるので話に集中出来ません(爆)
ただでさえアレな作品なのにそういう点でも視聴する意欲が削がれます。
そんな真顔で繰り出す大胸筋の大行進シーンはシュール以外の何者でもないです()
ただ、この作品、シュワちゃんだから見てみようと最後まで見ましたし
シュワちゃんだから苦笑するシーンもあったんですが、
シュワちゃんだからとハードルを上げると反比例した評価を下す事になるので
そういった点はあまり気にしない方がいいと思います。
まぁ、この作品を見た時点で負けのような気もしますが・・・
前述した通り一応話としては王道でシンプル明快なわかりやすさがあるんですが、
あまりに間延びし過ぎの為に話に波が無く、面白さが全く感じられなかったです。
特にあれだけ固執してた女性に対してのフォローが最後全くなくて
プレッツィとの友情を語って終了したのは結構衝撃的でした。
プレッツィも別にヘラクレスと劇中一番長く一緒にいたというだけで
彼の心情なんかが途中で語られる事もなく、むしろ物語中盤からは空気だったので、
そんな彼へのヘラクレスの思いでまとめられてもイマイチピンと来ないです。
プレッツィのキャラは見た目も含めハマってたと思うので残念ですね。
まとめます。
面白くなる要素はあるんですが、
途中からそういった可能性を自ら吹き飛ばしたなと感じるような作品でした。
まぁ、公園にしか見えない天国のシーンから始まった時点で
なんとなく嫌な予感はしてたんですが、
見ようによっては学芸会レベルで人によっては心が折れる可能性を
ここに記しておきます。
興味が湧いた方、覚悟してご覧ください。
個人的オススメシーンはヘラクレスが馬車でNYを駆けまわるシュールシーンですね。
どういう羞恥プレイなんだ・・・