理想:生まれ変わったら鳥になりたいな
現実:生まれ変わったらガンダムになってました
前情報を全く知らなかったので
フェネクスがどういう立ち位置なのか気になってたんですが、
その設定には色んな意味でビックリしました。
ただ、リタのイメージからヒロイックなシーンが多かったですが、
抽象的なイメージを露骨に具現化し過ぎな気もしましたね。
その為ガンダムの筈なのにMSというイメージが全然なかったです。
というか、燃料とかエネルギーとかどうしてんの?(汗)
物語的には戦争の裏で世界と大人達に人生をかき回された子供達の話でしたが、
これまで話はよく出ていてもあまり公になってこなかった
暗めというか重いシーンや設定を取り上げてくれたのは良かったです。
その割に最後多少なりとも希望を感じさせるシーンで終えたのも〇でした。
上映時間が短めなので多少早足感は否めなかったですが、
ミシェルの思惑なんかも良かったと思います。
ただ、ゾルタンがただの悪役ポジションになってしまったのは少々残念でしたね。
尺的にしょうがないですが。
戦闘シーンですが、
尺の割には頻度が多く作画も綺麗で見応えがありました。
ただ、ガンダムUCからそうなんですが、
今作はNT万能説が更に加速してもはや何でもありとなっているのが
個人的にはイマイチでした。
元々ガンダムUCの頃からサイコフレーム最強になってましたが、
今作はその部分が更に顕著になっていて
さすがにここまでくるとちょっと引いちゃいました。
ガンダムシリーズ自体そういった要素は初期からありますけど
福井氏作のガンダムは少々やり過ぎと感じます。
この辺りは好みですけどね。
まとめます。
劇場作品としては中々見応えのある作品でした。
作風は少々暗めなので好みは分かれると思いますが、
ファーストから続く設定が活きているので
ガンダムシリーズを見てきた視聴者はその設定から充分楽しめると思います。
ティターンズはクソ!w
ガンダムUCのキャラも数名出てくるので作品が好きな方はオススメです。
個人的オススメシーンは最終決戦時ですかねぇ。
正直言って、際立って目立つ、心に残るシーンはさほど多くなかったと思います。