一緒にユナイトしようぜ。
本作は防衛チームや怪獣との共存といったこれまでの要素をふまえつつ、
ウルトラマンや怪獣がデータ化されているというのが特徴です。
そんな設定の中怪獣との共存がテーマとなっているんですが、
コスモスとはまた別のベクトルからそのテーマを取り上げていて
先のデータ関連も個性としてしっかり活きています。
データ化された怪獣のデータを鎧として纏うというのは
過去の超闘士激伝のような印象があって中々面白いと思います。
怪獣の鎧を纏うというのは最初どうかと思ったんですが、
物語の設定がうまくマッチしていて見ていてあまり気になりませんでした。
纏う怪獣のデータで外見や能力が変わるのも面白いです。
惜しむらくは折角の個性が後半はエクシードエックスとなった結果
活躍の場が減ったという点でしょうか。
個人的にはエクシードエックスが色々とあまり好みじゃなかったので
クライマックスの通常形態での活躍は嬉しかったです。
また、本作はウルトラマンの客演が豊富で
多くのウルトラ戦士が再登場してくれました。
しっかり元の設定を活かしていたり、
過去作を見ている者ならニヤリとするシーンもあったりで
上手く共存していました。
個人的にネクサスの話は中々面白かったです。
防衛チームであるXIOですが、
現場チーム、ナビチーム、ラボチームと各分野が分かれていたので
よりチーム感が出ていて各キャラの役割がしっかり見えたのは良かったです。
人数が多かったので皆が皆目立った回があったとは言いづらいですが、、
歴代の防衛チームの中でも中々魅力のあるチームに仕上がっていたと思います。
総じて面白かったんですが、
気になったというか残念に感じたのが
最終戦あたりの尺不足が否めなかった事。
グリーザが中々の恐ろしい設定のうえ強敵だったのに
最後あっさり倒されちゃったり、
XIOの基地に迫る危機や大地の正体バレ等、色々見所があったのに
時間がない中全て取り上げた結果どれも中途半端に終わった感じでした。
各要素が非常に見所ある展開だっただけに非常に残念でしたね・・・orz
というか、本作は全22話と他のシリーズに比べて
話数が少なかったのがそもそも残念です。
面白かったのでもっと見ていたかったですね(´・ω・`)
まとめます。
ニュージェネレーションシリーズの名に違わぬ
個性ある作品に仕上がっていると思います。
スパークドールズという前作のウルトラマンギンガで出てきた物を
新たな設定にしてブラッシュアップしたのが上手く作用していました。
ウルトラシリーズお決まりの防衛チームや歴代ウルトラマンの客演等、
歴代ファンの喜ぶ魅力もしっかりあったり、
恒例のギャグ回も以前とは違った切り口で作られていて
終始楽しませてくれる作品に仕上がっています。
個性あるニュージェネシリーズの中でも安定して面白いので
未視聴の方はオススメです。
個人的オススメ回は第9話。
色々突っ込み所はありますが、印象強い回でした。
ちゅーか、なんでラグビー協会とコラボしたんだろう・・・?