年老いてても負けないZE。
今作の敵組織は中国マフィアという事で
移民やら人身売買やら偽札やら色々な要素が詰め込まれていますが、
2から続く作風は継続されているので面白さは確約されています。
2からと書いた通り、逆に初代の空気はほぼなくて、
リッグスのリーサル・ウエポンな雰囲気は完全に鳴りを潜めています。
特に今回の敵キャラであるジェット・リーは彼が強すぎて
どう考えてもリッグスとマータフでは勝てないでしょ感が強かったので、
ここらはもう少し初期の強キャラ感が欲しかったかなとは感じました。
というより、2から続くリッグスの人間くささが
今回パパになるという事で更にそこの魅力が表れていたので、
リーサルウエポン的な危険性はそもそも全く存在してませんでしたけど(爆)
「タイトルのリーサル・ウエポンって何だったっけ?」と思うレベル()
新たな新キャラであるバターズの存在感はそこそこ。
というより、マータフ側のドラマが今回もあまりなかったですね。
バターズの存在はマータフ寄りのキャラなのに
マータフのドラマが展開されなかったのでそれに合わせて出番も控えめでした。
黒人という事で移民家族を匿ったりと
彼がメインで話が展開されるのかと思いきやそんな事はなかったわ()
リーサルウエポンシリーズを見るうえで
マータフ側に興味が向いている人はあまりオススメ出来ないかなぁ。
今作でも初っ端からリッグスによってパン一にされてるし。
今思えばマータフはギャグ側に寄せないで
シリアスもこなせるキャラにして欲しかったですね。
今でも思いますけど、3は勿体なかった・・・。
とはいえシリーズの面白さやアクションの見応えなんかは
しっかり維持出来ていると思います。
いつも通り危険なスタントはリッグスが、
アクションの面では今回ジェット・リーが担っているので、
要所要所で見応えはありました。
シリーズのお約束や2や3での新キャラが本作でも存在感があって
シリーズを通して見れば見るほどしっかり楽しませてくれる力はあると思います。
(というより、4まで見てる人はリーサル・ウエポンシリーズが好きな人で、
おそらく初代が好きな人は4まで続けて見ないと思う)
まとめます。
上にも書きましたが、2から続く空気感をしっかり昇華させています。
歳を重ねて視聴者側もおっさんに感じている2人が
老いに負けずに頑張る様には力を貰える事でしょう。
ストーリーも1から続くリッグスの苦悩が本作でひと段落するので
キャラクターの物語を着地させたい方は是非ご覧ください。
個人的オススメシーンはリッグスのカースタントシーン。
メル・ギブソン危険な事し過ぎw